玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

頭をたれない穂、空洞のモミ

2020-11-11 23:11:13 | 

 

 

一見、豊作。

雑草の上を刈っている。うまくいった、ところがーーーー

 

穂の中が空洞でおじぎできない。

 

昨年以上の大不作。7月の長雨、冷夏の影響。昨年も7月上旬の低温で不作だったが今年よりは収穫できた。

今年は水も豊富だった。だが、収量は昨年より大減収。

ササニシキがこれほど低温に弱いとは。それなのに大半がササニシキを作付け。過去、全国的に冷害の年を境にササニシキの作付け面積が激減した。今、ササニシキを作っている農家はまれ。

この地域で冷害がおきるなどとても信じられないが、昨年の教訓を全く生かせなかった。冷害を受けたにもかかわらず、今年も冷害に弱い同じ品種を作付けした。

全国でササニシキが激減した理由が良くわかった。恐怖感が先立ちとても二度と作る気にはなれない。ササニシキはアレルギーに対応できる品種だが、ササと聞いただけで拒否反応が出そう。

 

良品の割合が多く不良品が少ないのは、空のモミを田面に吹き飛ばしているから。不良品も廃棄処分品が多いのはほとんど未熟米だから。

 寒冷化しているとしか思えないのに、冷害には抜群に他の品種を圧倒して一番、弱い、品種を作るのはやめる。栽培方法に自信を持ちすぎている。

コシヒカリも同じだとどうしよう。まさか。

 

コメント
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