一見、豊作。
雑草の上を刈っている。うまくいった、ところがーーーー
穂の中が空洞でおじぎできない。
昨年以上の大不作。7月の長雨、冷夏の影響。昨年も7月上旬の低温で不作だったが今年よりは収穫できた。
今年は水も豊富だった。だが、収量は昨年より大減収。
ササニシキがこれほど低温に弱いとは。それなのに大半がササニシキを作付け。過去、全国的に冷害の年を境にササニシキの作付け面積が激減した。今、ササニシキを作っている農家はまれ。
この地域で冷害がおきるなどとても信じられないが、昨年の教訓を全く生かせなかった。冷害を受けたにもかかわらず、今年も冷害に弱い同じ品種を作付けした。
全国でササニシキが激減した理由が良くわかった。恐怖感が先立ちとても二度と作る気にはなれない。ササニシキはアレルギーに対応できる品種だが、ササと聞いただけで拒否反応が出そう。
良品の割合が多く不良品が少ないのは、空のモミを田面に吹き飛ばしているから。不良品も廃棄処分品が多いのはほとんど未熟米だから。
寒冷化しているとしか思えないのに、冷害には抜群に他の品種を圧倒して一番、弱い、品種を作るのはやめる。栽培方法に自信を持ちすぎている。
コシヒカリも同じだとどうしよう。まさか。