大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。

A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

日々の恐怖 6月28日 古物(1)

2020-06-28 10:07:24 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月28日 古物(1)




 私もほとほと間抜けだったなと思う、今日この頃ですが、11年前の話です。
当時勤務した会社の女性の先輩で、何となく、

“ そりが合わないな・・・。”

と感じる人がいました。
新人だった私には親切にして下さるんですが、どこか裏があるような印象でした。
 そんな彼女が、私の叔母夫婦がアンティークショップを経営していると知るや、私に住所を聞き出し、

「 アンティーク、すっごく興味あるから今度行かせてね。」

と言いました。
 そして数日後に叔母から電話があり、本当に先輩は叔母の家を訪ねたそうです。
その時、叔母はいい顔をしていませんでした。

「 あんたの先輩だけど。
う~ん・・・・。
何なのあの人。
いきなりお店に入って来て。
それはまあお客さんだからイイんだけど、あんたの先輩だと名乗り、古い手裏剣を数枚置き去りにしてったのよ。

『 主人が鑑定するんですが、今日は不在なのでお預かりに・・・・。』

と言っても、差し上げる差し上げるの一点張りなのよ。」

私が叔母に、

「 それで、どうしたの?」

と訊ねると、

「 結局、店頭で押し問答も変なので、受けとることにしたの。」

と、言いました。
 翌朝出勤し、先輩にその旨を確認すると、いつも通り愛想の良い笑顔で、

「 うん、上げるわ♪」

と一言。
 この時点でもいや~な予感はあったんですが、私はまたまた先輩の笑顔に騙され、そのままにしておきました。
 結果から言うと、その手裏剣は本物で値打ちもあったらしいのですが、鑑定書がコピーでした。
コピーでは、現在は売り買いができない仕組みになってるんです。
 先輩に、

「 コピーでは叔母も売買できず困ってますから、鑑定書の原版をいただけますか?」

とせっついたのに、

「 失くしちゃったのよね、実は♪
あなたが問い合わせして再交付してもらって。
上げちゃった以上、アレはもう私のものじゃないから!」

と、にべもない。
 ここだけの話、叔母が個人的にさらにそれを同業者のどなたかに譲渡すれば問題はないのですが、実は叔母と叔父の店は茶道具専門で、刀剣類に詳しい同業者がほとんどいなかったのです。









童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月26日 誘引のお話 (4)

2020-06-26 11:38:08 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月26日 誘引のお話 (4)




 意外なことはまだあった。
それは、警察官が呟いた一言だった。

「 またか・・・。」

“ またか・・・?
何だ?
またかって!?”

警察官の不自然な言葉を疑問に思って、俺は聞いてみた。

「 またかって、どういうことですか?」
「 あまりこういうことは言わないほうがいいかも知れないけど、君も関係者だし、知っていてもいいかもしれないし・・・・・。」

そう言いながら、警察官は話してくれた。

“ 友人のような変死が初めてではないこと。
同じ事が同じマンションの同じ部屋で何度か起こっていること。
原因が警察でも判らないこと。”

 結局、友人の死はノイローゼによる突発的な自殺ということになった。
悲しみというより、驚きだった。
 色々なことが、何がなんだか解らないまま終わっていった。
俺は、友人が何を聞いて、何に恐怖していたのか分からなかった。
 すべて終わったと思ったとき、電話があった。
死んだ友人の母親からだった。

「 夜分恐れ入ります。
先日は、大変ご迷惑をおかけしました。」

俺は、

「 あ、いえ、こちらこそ・・・・。」

と、何を言おうかと言葉を探っていると、母親が言った。

「 あのぅ・・・、変なことを聞くかもしれませんが・・・。
家の息子は、確かに死にましたよね・・・?」
「 え・・・・?」

俺が、

“ 何を言ってるんだろう?
お通夜も告別式もやったじゃないか。
まさか、息子を亡くしたショックでおかしくなってなってしまったのか・・・?”

と思ってると、母親が続けて言った。

「 実は・・・、今、誰かが扉を叩いてるんです・・・。」









童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月23日 誘引のお話 (3)

2020-06-23 17:57:50 | B,日々の恐怖



 日々の恐怖 6月23日 誘引のお話 (3)




 でも、もう友人はこっちの話を聞こうともしない。

「 止まった!!今、扉の前にいる!!!」

俺が、

「 じゃぁ、開けて見てこようか?」

っていうと、激しく止めてきた。

「 止めてくれ!開けないでくれ!!
いるんだ、そこにいるんだ!!」
「 大丈夫だろ!何も無いじゃないか!」

こっちも語気を荒くしてなだめようとする。
 すると、急におとなしくなったかと思うと、友人はこう言った。

「 ・・・ダメだ、ずっとこっちを見てる。
もう、逃げられないよ。」
「 おい、何言ってるんだ!?
何も無いだろう!?
大丈夫だろ!?」

友人の一言が、異常なほど恐怖心を駆り立てた。
 友人は、

「 ああ・・・、叩いてる!
扉を叩いてるよ!!」

って言ったかと思うと、

「 うわあああああああ・・・・・・・!」

と叫びながら、扉に向かって走っていった。
あまりの突然のことに、俺は体が動かなかった。
 友人は叫びながら、扉を開けて外へ出て行った。
俺も慌てて追いかけたが、間に合わなかった。
 友人は踊り場から身を投げた。
訳が解らなかった、何が起きたのか。
 記憶に残ってるのは、その後の警察の取り調べからだった。
何が起きたのか、どういう状況だったのか、自分の覚えてることを全て話した。
 意外なことに、警察はあっさりしていた。
もっと疑われると思った。








童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月20日 誘引のお話 (2)

2020-06-20 14:28:18 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月20日 誘引のお話 (2)




 しつこいのもあるけど、

“ ちょっと面白そうだな・・・・。”

って気持ちがあって、

「 解った・・、行くよ。」

と言うと、

「 ありがとう、ありがとう・・・・。」

って、繰り返し言ってた。

 そんなこんなで週末に友人宅のマンションを訪れて、他愛の無い話や、テレビを見たりゲームをしたりして遊んでいた。
そして、23時半くらいになって幽霊の話を始めた。

「 なぁ、幽霊が階段を昇って来るってどういうことだ?」
「 一週間くらい前から、家の前の階段を昇って来る足音がするんだ。
でも俺にしか聞こえてない。
親に言っても、そんな音は聞こえないって言うんだ。」
「 んで、今日階段を昇りきるっていうの?」
「 ああ、階段を数えたから間違いない。
確かに今日、家の前に来る。」
「 通り過ぎるってことはないのか?
まだ上もあるだろ?」
「 それも考えられる、だけど家に来るかもしれない。
それが怖いんだ。」
「 ふ~ん・・。」

などと話をしてると、友人が、

「 おい、聞こえるだろ?足音!」

って言う。
でも、自分には何も聞こえない。

「 全然聞こえないよ。」
「 なんでだよ、聞こえるだろっ。
ほら、また一段昇っただろ!?」
「 落ち着けって、何も聞こえないよ。
気のせいだろ。」
「 なんでだよ、なんで聞こえないんだよ!
ほら、ほらっ!」
「 聞こえないって、落ち着けよ!」

俺はイラつきながら、なだめようとする。










童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月17日 誘引のお話(1)

2020-06-17 16:01:29 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月17日 誘引のお話(1)




 高校のとき仲の良い友人が、

「 週末、家に泊まらない?」

って誘ってきた。

「 親もいなしさ、酒でも飲も~ぜ。」

って。
 特に用事もなかったけど、俺は断った。
でも、しつこく誘ってくる。

「 他をあたれよ。」

そう言っても、なぜか俺だけを誘ってきた。
 あまりにもしつこいので、

「 なぁ、お前一人じゃ怖いのか?」

と、からかってみたら、急に黙り込んだ。

「 なんだ、図星か?」

って追い討ちをかけてみると、突然真面目な顔になって、

「 なぁ、お前、幽霊って信じるか?」

なんて言ってきた。

“ なんだ、こいつ・・・。”

と思いながら、

「 まぁ、見たことは無いけど、いないとも言い切れないかな。」

って答えた。

「 じゃぁさ、週末に家に来いよ。
幽霊はいるって解るよ。」

なんて言いやがる。

「 ふ~ん・・・・で、見に来いっての?
でも、止めとくよ。」

そう言うと、泣きそうな顔で、

「 頼むよ、来てくれよ。」

って言う。

「 じゃぁ、具体的に、どんな幽霊なんだ?」

と聞いてみると、

「 毎晩12時くらいに階段を1段ずつ昇ってきてる。
そして週末にちょうど家の前に来るはずだ。
その時、一人なのが怖いんだ。」

って、本当に怖がりながら言う。










童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月15日 寒い (2)

2020-06-15 10:01:38 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月15日 寒い (2)




 当時は認知の人が入院してたから潜り込んだかと思って、布団を触った瞬間、行方不明の人の声で、

「 寒い・・・・。」

って聞こえて、サブイボが手先から全身に広がって、凍りそうなくらい体が冷えた。
 声にならない声で、アヒアヒ悲鳴をあげながらも詰所に帰って、背後が怖くて壁に背中張り付けて相方が戻るのを待ってたときに、病棟師長から電話があった。
行方不明の患者が海で見つかったとの連絡だった。
 落ちは特にないんだけど、それ以降夜勤をするとその患者が背後に現れるようになった。
その患者がいるときはとにかく寒くなって、真夏でもカーディガンを羽織るくらいで、自分自身も仕事に集中できないし、あの病室だけはきちんと対応する自信はないしで、異動願いを出し異動させてもらったが、変わらず現れるからその病院を辞めた。
 今は働いてないけど、その後勤めた先には現れることはなかったけど、やっぱり堪らなく怖い日ってのはあって、夜勤中の相方が休憩に入って一人きりになると、いつも壁に背中を張り付けていた。







童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月12日 寒い (1)

2020-06-12 18:11:22 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月12日 寒い (1)




 自分は病棟看護師だけど、霊感の類はあまりない。
それでも視界の隅に何かが見えることはよくあるし、たまに堪らなく怖いと感じる日がある。
 前の病院は病室が縦並びに2列あってコの字型になってて、突き当たりが窓って作りだったんだけど、夜中の巡回中に背後に、

“ ゾワっ・・・・・!?”

って感じたら、眼前の窓硝子に映ることがちょいちょいあった。
 ある日、入院患者さんが退院前リハで一泊帰宅とかしてるときに行方不明になった。
捜索願出して病院側も職員がご家族と一緒に探してたから、夜勤を自分が交代してすることになったんだけど、その日は急変があってとにかく忙しくて、交代したことを後悔してた。

 三時過ぎに急変した人の家族が来て、相方の看護師が対応してたから、自分が1人で巡回と併せて処置が必要な人のとこをまわってた。
 その行方不明になった方の部屋も4人部屋で、処置はなかったけど巡回はするから、1人1人が息してるか異変はないか見るんだけど、行方不明の人のベッドの布団が何故かこんもりしていた。








童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月8日 ワイの話(23)

2020-06-08 19:56:25 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月8日 ワイの話(23)




 周囲を見渡して妹は戸惑う。

「 えっ!?あれ!?お兄ちゃん!?」

寝ぼけているのかと思ったが、妹はワイをじっと見ると急に泣き出してしまった。

「 お姉ちゃんがいない・・・・!」

昨日と立場が真逆に変わり、今度はワイが泣きじゃくる妹の頭を撫でた。
 妹の話をまとめると、大体こんな感じだ。
妹は夢で、“姉”に、

「 お兄ちゃんを助けてあげて!」

と呼ばれて昨日、訪ねてきたらしい。
 駅に着いた時くらいまでの記憶はあるようだが、その後の記憶はぽっかり抜けているようだ。
部屋探しの時に手伝って貰ったので、一応妹はワイの家を知っていたが、昔から道を覚えるのが苦手な妹が、どうやって一人でここにたどり着いたのか疑問に思っていたが、話を聞いてワイは何となく納得した。
 それなら点が線になって繋がる。
いつもと違った表情に感じたのも、一言も話さなかった事もだ。

「 お姉ちゃんは多分、お兄ちゃんについてた悪いモノを持って消えちゃったんだ・・・。」

ワイはそれ以上妹に聞かなかったが、だらし無い兄はどうやら姉と妹に救われたようだ。

“ いつまでも、姉や妹を心配させてはいけないな・・・。”

と思い、この出来事を機に少し時間は掛かってしまったが、ワイは社会復帰した。
 そして以前使っていたSNSのアカウントを整理した時に、ふとフォローリストを見ると、あの手酷く裏切られた女性のアカウントがあった。

「 趣味で、たまにコスプレしてます!」

アイコンには、マクロスFのランカにコスプレした、あの女性が写っていた。












童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月5日 ワイの話(22)

2020-06-05 19:17:04 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月5日 ワイの話(22)




 幸い、貯金と失業保険でしばらくは暮らしていけたが、ワイはその先を考えることもせず、スマホの電源を落として誰とも連絡を取らずに、ただただ部屋にこもり、日々を過ごした。

 そんなある日、突然、妹が部屋を尋ねてきた。
会いたく無かったので無視しようとしたが、情けないことにワイは相当、追い詰められていたようで、縋るようにドアを開けるなり妹に抱きついて、

“ ピーピー。”

と泣き出してしまった。
妹は何も言わずに普段とは違った表情で、ずっと泣いているワイの頭を撫でてくれた。
 いつの間にか泣き疲れて眠ってしまったのか、目を覚ますと朝になっていた。
記憶は無いが、ワイはソファーで眠ったようでベッドには妹が寝ていた。
 正直、昨日の、

“ ピーピー。”

と泣く恥ずかしい自分の姿を思い出すと、これから妹にどんな顔で話せばいいのかと考えると気まず過ぎる。
 だが泣いて鬱憤を吐き出したせいか、妙にワイの気持ちは清々しいまでに晴れていた。
恥ずかしいので絶対に口にはしないが、ワイは心の中で妹に感謝した。

「 朝だぞ、起きろ!」

そう言いながら妹を揺すると、顔をしかめながらゆっくりと妹は上半身を起こした。

“ 小さい頃から妹は朝に弱く、中々起きれなかったなぁ・・・・。”

と思い出して、懐かしい気持ちになった。









童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々の恐怖 6月2日 ワイの話(21)

2020-06-02 19:27:09 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 6月2日 ワイの話(21)




 ケラケラと笑うワイとは対照的に、妹は真剣な表情だった。

「 緑髮の人とは絶対に付き合っちゃ駄目だよ?」
「 流石にそんな個性的過ぎる髪色の人とは、絶対深い仲になる事は無いから大丈夫だよ。」
「 お兄ちゃんは女運が無いんだから、本当に気を付けなきゃ!」

 いくら何でも、緑色の髪をした女性がまともじゃない事くらい言われずともワイにも分かる。
昔から妹はワイの付き合う女性に、とやかくお節介焼きのように口を出していたので今回もそれだろう。

“ 緑髪・・・・。”

ここでワイは一人だけ緑髮の人、いやキャラを思い出した。

“ 初音ミク!”

確かに学生時代のワイをオタ趣味に引き込んで、やや人生を狂わした元凶とも言える。

“ これ以上深みにハマると婚期を逃すぞ!”

と妹は忠告したいのだろう。
 あーだこーだ言う妹に、

“ お前も早く結婚しろよ。”

と、ワイは強過ぎる禁止カードで話を終わらせて妹を見送った。
 ワイが付き合う女性はもれなく全員、重過ぎる愛でワイにべったりと依存するタイプが多かった。
ワイがそのタイプを引きつけるのか、そんなタイプだからワイが付き合えるのかは分からないが、今、考えるとおそらく後者だろう。
 ある女性と別れた時、仕事での激務も重なり、ワイは壊れた。

「 せや!彼氏持ちならワイに依存せんやろ!」

あまり思い出したくないので手短に話すと、そんな軽い気持ちで関係を持った女性にワイが次第に本気になってしまうもワイは手酷く裏切られて、遂には心までも壊して仕事を辞める状態まで追い込まれてしまった。








童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。

-------大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ-------