大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

日々の恐怖 11月30日 マンション管理(3)

2019-11-30 08:00:00 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月30日 マンション管理(3)



 早速リフォーム業者に連絡をいれ、リフォームアップを待つことにしました。
数日後、リフォーム会社の業者から電話です。

業『Sさん言いにくいんやけど、あの部屋なんかありますよ。』
私「どないしたんですか?」

“ 内心、やっぱりな・・・・。”

業『申し訳ないですけど、今職人と私、401にいるから来てくれます?』

 現地にいってみると、例の姿見の事らしい。

業「Sさん、ちょっと裏側みてもらえます?」

恐る恐る裏を見ると、数枚のお札がありました。
しかも半分すすけているっぽい。
ちょっと予想していましたが、かなりびびってしまいました。
しかも、職人一人が急に頭痛がして帰ってしまったとの事です。

業「Sさん、いろんな現場入ったけど、ここは気色悪いで・・・・。
 実はわしもさっき姿見動かした時、鏡に人影みたで・・・・・。」

流石に洒落にならないので、取引のあるお坊さん(別件で供養を数回してもらった経験あり)を呼んで、業者・職人・私、お経を詠んでもらい無事終わりました。







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日々の恐怖 11月28日 マンション管理(2)

2019-11-28 08:00:00 | B,日々の恐怖



 日々の恐怖 11月28日 マンション管理(2)



 前オーナーが金策に困り、そのままの状態で放置したものと考え部屋を物色しました。
部屋は典型的なワンルームで、玄関を入るとユニットバス・キッチンで、扉を開けると部屋があります。
 窓が右手で奥がベランダです。
部屋には小さい箪笥に、3段ボックスとテレビが2台です。
 押入れには布団とごちゃごちゃした小物がありました。
ちょっとした物置状態でした。

“ 廃棄物代がかかるなぁ・・・。”

と舌打ちしながら色んな物を漁ってると、何故か突然人の視線を感じました。
生活臭の残ってる夜逃げ部屋では、たまに違和感を感じる事はあるが、妙に気持ち悪い。
 暫く部屋にいたら、どうやら壁に掛けてある古い姿見の鏡から視線を感じる。
その姿見は壁に張り付けてあって移動ができない。
 これはちょっと嫌な部屋だなと感じながら、鏡は見ないように作業を続けました。
最後に室内の写真(間取り等の参考資料)を撮り終え帰社しました。







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しづめばこ 11月24日 P571

2019-11-24 15:30:30 | C,しづめばこ


 しづめばこ 11月24日 P571  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。
小説“しづめばこ”



大峰正楓の小説書庫です。
大峰正楓小説書庫


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日々の恐怖 11月23日 マンション管理(1)

2019-11-23 09:55:47 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月23日 マンション管理(1)




 私はマンションの管理会社に勤めてます。
この仕事長くやってると、色んな部屋にまつわる不思議な事に遭遇します。
 会社はマンションを12棟ほど所有していて、管理にあたるのはほぼ私一人です。
会社の本体は別事業をやっており、儲けた分を競売物件につぎ込み増やしている。
いわゆる税金対策です。
 したがって、安く中古物件を購入する為、古くていわくつき物件多数あります。
その物件の一つのでの不思議な話です。

 その物件はKマンションです。
築25年程です。
 うちに物件がまわって来たのは3年前です。
単身用のワンルームタイプです。
競売物件は前オーナーが夜逃げ状態で、物件資料の不備が大量にあった物件です。
 入居者契約書やら家賃の入金状況もわからない箇所が多くありました。
競売物件では普通でしょうか。
 それで、なんとか調べてみると、競売物には珍しく入居状況は良好で、空き部屋は3つです。
うち2つは半年程空室です。
しかし、401号室のみかなり長期空室です。
 401号室は角部屋で日当たりも良好なはずで、長期空室はちょっとおかしいなと感じました。
早速空室の点検に向かうと、2つの部屋はリフォームされていましたが、問題の401はそのままです。








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日々の恐怖 11月20日 声(3)

2019-11-20 10:20:06 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月20日 声(3)




 俺の記憶はそこまでだが、その後、熱がどんどんあがり、その日の夜には泡を吹いて意識を失って、救急車で運ばれたそうだ。
親は、俺が倒れるまでずっと、

「 今日、死ぬんだ。」

と言うのが不気味だった、と言っていた。
幼すぎて、その声を純粋に信じてしまったのも悪かったのかも知れない。
 つい最近その時の話になって、俺はようやく当時の真相を語れた。
すると両親がかなり驚いて、顔が真っ青になっていた。
 両親曰く、病院についてから医者が痙攣を抑えるために薬を大量に投入したらしく、両親はとても不審感を抱いたようだ。
もちろん、しばらく入院という事になってたんだけど、親父が、

「 殺す気か!」

と無理矢理家に連れて帰った。
 俺が、

「 普段おとなしい親父が珍しいな。」

なんて母に言ったら、

「 だってあんた、救急車待ってる時に、半目で、

“ 今日帰してね、明日なら間に合わないから。”

って言ったのよ。
意味が分からなかったけど、後でそのことを言ってるんだって直感した。」

から、らしい。
 もちろん、俺は言葉どころか、その後半年程の出来事を覚えていない。
ただ、両親はやはり印象に残っているらしく、とても詳しく説明してくれた。
 俺は次の日には目を覚ましたけど、薬のせいで一週間ほどボーッとしたまま、だらしなく口を開けていて、首がずっと傾いていたようだ。
 親父が、

「 あの時、首が曲がっているお前を見てゾッとした。
医者はお前にまた薬を投入しようとしていたから、このままだと助かっても、植物人間になってしまうと思った。
連れだして良かった。」

そうな。
大袈裟だったのかもしれないけど、俺は両親のお陰で助かったんだと思う。









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日々の恐怖 11月16日 声(2)

2019-11-16 17:14:16 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月16日 声(2)




 仕方なくまた寝ようとしたが、音は普通に聞こえるくらいの音量になってきていた。
堪らずもう一度親父を起こしたが、親父はまったく取り合ってくれなかった。
 弟を見ると、弟もまったく聞こえてないらしく、ぐっすりと眠っていた。

“ 何でみんな気にならないんだろう・・・?”

と、少し違和感を覚えた頃、ようやく音がやんだ。
 安心して目をつぶると、今度は洋楽っぽい音楽が流れてくる。

「 明日・・・、明日・・・・。」

男の声で何かを歌っていたが、音が小さくてよく聞こえない。

“ もう気にするのをやめよう・・・・。”

と横になっていると、段々と音が大きくなり、何と歌っているのかが分かってしまった。

「 明日死ぬ・・・、明日死ぬ・・・、明日死ぬ・・・・。」

 ここで初めて俺に歌っているのだと理解した俺は、怖くなって耳を塞いだが、歌はどんどんハッキリと聞こえてきて、耳を塞ぎながら震えていた。
 いつの間にか泣いていたらしく、父が俺の異変に気付いた。
その頃には、もう夜明けだった記憶がある。
 親父は、訳の分からないことを言う俺を連れて母の部屋に行った。
どうやら俺は熱があったらしい。







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日々の恐怖 11月14日 声(1)

2019-11-14 10:37:12 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月14日 声(1)




 俺がまだ幼稚園の年中の頃の話です。
ある夜に、俺を真ん中に親父と弟とで寝ていた。
 ふと夜中に目が覚めた。
小さい頃から俺は音に敏感だったから、何かが聞こえたんだと思う。
いつも豆電球をつけて寝ていたからまわりがよく見えたが、何もいなかった。
それでも何故か電球の辺りが気になって眠れない。
 しばらくすると、そこからラジオのような音が聞こえてきた。
最初は、

“ 何かな・・・?”

と思ったが、上の階に中学生の姉がいたので、姉がラジオを聞いているんだと思って、また眠る事にした。
 耳をすまさなければ聞こえない程のとても小さな音だったが、やはり音に敏感だった俺は眠れない。
すると今度は、ラジオに代わりピアノが聞こえてきた。
 先程よりも音が大きく聞こえた。
姉の部屋にピアノがあるのも知っていたので、

“ 夜中にうるさいな・・・。”

とは思いつつ、やはり姉だと思った。
 しばらくして、とうとう我慢出来なくなった俺は、隣の親父を起こして、

「 ピアノの音がうるさいよ。」

と言ったが、親父は耳をすましたあと、

「 気にしすぎだ、何も聞こえない。」

と、全く相手にしてくれなかった。









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日々の恐怖 11月12日 同僚(3)

2019-11-12 10:22:38 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月12日 同僚(3)




 色は白黒ではなくカラーだったが、暗闇の為に非常に淡い。
また、透明とまでは言わないが、透過もしていた。
 着ている服は白いポロシャツとベージュのスラックス。
亡くなった時の着衣ではなかった。
そして表情、これは不明。
 そこまで細かい解像度ではないことと、恐くて顔を凝視することが出来なかったこと、この2つの理由により表情は分からなかった。
 何回かチラ見したけど、灰色系でパーツ単位までは見えなかった。
少し落ち着いてきた私は、自分は何も悪いことをしていないこと、何か伝えたいことがあるから出て来たのではないか等を考え始め、勇気を振り絞り目を全開に開けてみた。
 当然の様にまだ立ってる。
私は、

“ 何か言いたいことがあるなら聞くよ?
奥さんに伝えるよ?
どうしたの・・・?”

と繰り返し念じてみた。
 しかし一向にメッセージらしいものは発せられない。
数分が過ぎた頃、突然足元からスーッと消えた。
 私は慌てて部屋の電気を点けた。
誰もいない。
でも、空気中に白い煙みたいなものが充満している。
そしてこの煙も1分程で消えた。
 一体何を伝えたかったのか、私にはまったくわからない。
ただ、その時の場の雰囲気、そのものの持つ雰囲気、そのものが発する雰囲気、これらが、非常に暗く、救いがなく、無念で仕方がなく、哀しみしかない、ことを表していることだけは何故か理解できた。
だからこそ、私は初めのうちは恐かったんだと思う。
 この話はまだ遺族には伝えていない。
遺族に会う機会がないからなのだが、会った際に言うかどうか、迷うところだ。
 故人の使用していた会社PCに保存されていた思い出の動画等、会社側に消去される前に私がデータ保存してCDに焼いてあるが、これをまだ遺族に渡せてないからなのかな?
それにしては恐いオーラ出し過ぎだ。
近いうちにCD、家族に渡すよ。









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日々の恐怖 11月9日 同僚(2)

2019-11-09 17:01:53 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月9日 同僚(2)




 故人からは生前に沢山可愛がってもらい、私は独身だが、当時の私の彼女と故人の家族との間には、同僚としての付き合いにはとどまらない良い意味で親密な付き合いがあった。
 そのせいなのか、去年の11月頃、布団がベッドから落ちたのに気付いた私は目を覚ました。
半ば目を閉じながら上半身だけ起き上がり、落ちた布団を引っ張り上げ、そのままの勢いで再びベッドに寝転んだ。
この時、少しだけ開いた瞼の隙間から、何かの存在が映った。
 同僚が立っていた。
ちょうど私の腰の横あたりに立ち尽くしている。
 私は悲鳴をあげた。
この時の悲鳴は、

「 ぅぁあああっ・・・!!
なんだ、〇〇さんか・・・・!」

だったことは、鮮明に覚えている。
 しかし、親しい人ではあったが、恐いものはやはり恐い。
恐さのため目を開けることが出来ず、私は必死にお経を唱えたり、私の親族の仏様の名前を出して、

“ 助けて下さい、助けて下さい。”

と念じたり、あれやこれやと繰り返した。
 暫くして薄目を開けてみた。

“ おい、まだ普通にいるよ!”

状態としては、私のことを見下ろしている。
姿勢はかなり前傾になっていて、大袈裟に言うならスキーのジャンプ競技のような感じだった。









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日々の恐怖 11月7日 同僚(1)

2019-11-07 09:53:00 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月7日 同僚(1)




 会社の同僚が亡くなってから約1年経った。
同僚と言っても、彼は50歳過ぎの大先輩だ。
 昨年3月に小さな胃癌が見付かり、早目に取ってしまおうということで4月初旬に腫瘍摘出手術を行った。
術後回復も順調で、手術から5日目には私も見舞いに行き面会をしてきた。
面会は手術後3日目から許可されていて、会社の後輩の中では3日目に見舞いに行った人間もいた。
 今だから言えるのかもしれないが、3日目に面会に行った人間の報告と、5日目に私が面会に行った時の印象との違和感は、気のせいではなかった。
5日目に私が見舞いに行くと、なんだか聞いていた報告よりも元気がない。
 術後8日目深夜、巡回中の看護婦が同僚がベッドから落ちているのを発見した。
この時点で心肺停止を確認した。
 午前2時過ぎ、家族により心臓マッサージの終了希望があり、還らぬ人となった。
ちなみに、死因は医療ミスによる心臓麻痺だった。
これは病院側が正式に認め、遺族に謝罪した。






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日々の恐怖 11月5日 実は私です(5)

2019-11-05 16:59:09 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月5日 実は私です(5)




 高校の時、部活(天文部)の一環で、夜間に自宅周辺から流星群の観測をするというのがあった。
近所にある古墳の周辺は街灯もなくベストポジションだったので、23時頃そこへ向かった。
 寒かったので当時流行っていたロングコート(赤)を姉から借り、白いマフラーを首にぐるぐる巻き、しかもその頃はメーテル並みに長かった髪を束ねないままの格好だった。
 しばらく観測していると、走り屋の皆さんが古墳前の広場に集合し始めた。

“ 見つかったらイヤだな・・・・。”

と思い、広場から見えない場所に移動したのだが、そのとき、

「 あ!なんか女がいた!」

と一人が叫んだ。
 すると、

「 俺も見た!
長い髪で、首にロープ巻いていた!」
「 真っ赤だったぞ、あれ血じゃないか!?」

とか口々に叫び出し、

「 ・・・幽霊!?」

という言葉で、全員悲鳴を上げて逃げていった。
 後日、その古墳には首つりをして全身を血に染めた女の幽霊が出る、と言われるようになった。

 あれから二十年以上。
小学校に入学した子供が、

「 お母さん!
あの古墳に血染めの首つり女の幽霊が出るって!
見たら呪われるって!」

と青い顔して教えてくれた。

「 息子よ、それは私だ!」

とは言えなかった。







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日々の恐怖 11月3日 実は私です(4)

2019-11-03 19:38:42 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月3日 実は私です(4)




 高校時代、文化祭で日本軍将校の役を演じることになった俺は、東京浅草まで行って本格的な陸軍将校の軍服をレンタルした。
 練習後に嬉しくてその格好で夜の校内をうろついてたら,女性の凄まじい悲鳴が聞こえた。
変質者でも居るのかと抜剣して(ちゃんと剣が抜けるようになっていた)駆け出したら、

「 助けてぇ~~~~!」

と涙声で去っていった。
 悪いことに、自分は演劇部でなくESSだった。
英語劇なんか誰も見に来ない。
“校内に陸軍将校の幽霊が出る”という噂が広がるのに、1週間足らずだった。







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日々の恐怖 11月2日 実は私です(3)

2019-11-02 09:25:13 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月2日 実は私です(3)




 うちのマンションの中庭を彷徨う、飛び降り自殺した男の血塗れ霊の正体は、酔っ払って3回ほどコケて、服も髪もグシャグシャ、額が切れて顔面血塗れ、越してきたばかりだったんで自分の棟がわからなくなり、

“ ここはどこ、私は誰・・・・・?”

状態だった私です。








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日々の恐怖 11月1日 実は私です(2)

2019-11-01 10:10:31 | B,日々の恐怖



 日々の恐怖 11月1日 実は私です(2)



 天井の靴跡です。
小学三年生の時、クラスで弱いクセにいつも威張り散らしていたヤツが、掃除時間にふざけて上履きを投げて、天井に見事な靴跡が付いて、そいつは滅茶苦茶怒られたんだが、その説教は公開説教じゃなかったために、クラスでも足跡の真相を知っていたのは半分もいなかった。
 暫くしてから、その足跡の件で真相を知らなかったヤツらが騒ぎ出し、その騒ぎを収めるために、学級会の時間を使ってワザワザ再現実験をした後、張本人に天井を拭き掃除させた。
 その後、市の教育委員会にまで報告が上がったらしく、意外とこういったチンケな怪談があるんじゃないかと調べたらしい。(担任談 教育委員会暇だなって言ったのを覚えている。)
それ以降、市内の小中学校では、天井の足跡怪談は撲滅されてしまった。








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