日々の恐怖 9月6日 空き巣
去年頭までキャンギャルとかイベコンをやっていた。
今はその世界に嫌気がさして、毎日スッピンのヲタ喪女です。
その時の仲間の子のマンション(1k三階)が、ある日空き巣に入られた。
しかし窓の鍵が壊されて侵入されただけで取られたものは特になく、警察も不思議がっていた。
その時は不気味だったものの、忙しかったため引っ越しはせず、不動産屋が鍵を付け替えただけだった。
それから3ヶ月後、空き巣犯が自首してきたとの連絡が入った。
そして犯人がその子の部屋に盗聴器を仕掛けていたことが発覚し、回収された。
いろいろ手続きを済ませたのち、犯人の親族から謝罪の手紙が来た。
その親族からの手紙と警察からの説明をによると、
・犯人は向かいのマンションの住人で、ベランダに干されている衣類からその子が若い女性で一人暮らしと断定。
・元々物取り等ではなく盗聴のみが目的。(そういう性癖があるらしい。)
・しかし盗聴を始めると、時々赤ちゃんの泣き声が混ざる。
・その泣き声が日を追って大きくなるが、赤ちゃんのいる気配などない。(もちろんその子は子供なんていない一人暮らし。)
・そしてある時から、女性が盗聴器近くでボソボソ話す声と、赤ちゃんの泣き声が定期的に聞こえるのみになった。
・とうとう夢の中に赤ちゃんを抱いた女性が出てくるようになり、怖くて自首した。
と言うことだった。
私は、
“ それって守護霊か!?”
と話を聞いてwktkしたが、その子が不動産屋に問い詰めたところ、以前その部屋に住んでいたシングルマザーと赤ちゃんが、家財道具を残したまま行方不明になっていた。
友達はしばらく私のところに泊まったあとすぐに引越し、今は元気にレースクイーンやってます。
嘘みたいだけどガチな話です。
ちなみに、そこは総武線沿線の小綺麗なマンションだった。
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