(ネタバレ注意です。)
田舎町住む普通の女の子が全米美少女コンテストの地区代表に選ばれ、珍妙な家族を持つ一家がおんぼろのフォルクスワーゲンのワゴン車に乗って決勝の地カリフォルニアに向かう、という話。
価値観のミスマッチを提示することで、既存の価値観を風刺するというコメディの王道を行っています。
主人公の女の子は、パッケージの解説を見ると「ブサイクでおデブちゃんな」などと言われていますが、普通の女の子です。
美少女コンテストに出るような子供のなかでは劣るのかもしれませんが、普通に考えれば出場者の入れ込みよう、子供への仕込み方の方が異常に思えます。
昔、親が殺したのではないかという疑いをかけられたものの未だ犯人が捕まっていないジョンベネちゃん事件で、彼女が美少女コンテストに出演していた映像がよく流されていましたが、実際あの世界です。
人生には勝ち組と負け組しかないという考えの下、自身の開発した「成功のための9つのステップ」なるメソッドを売り込もうと必死な父親(その時点で負け組に片足を突っ込んでいる、というところの描き方がうまい)や、スケベで老人ホームを追い出された祖父(前半しか登場しない祖父役のアラン・アーキンはアカデミー賞の助演男優賞をとったのですが、登場しない中での後半での存在感もポイントになったと思われます。同じくアカデミー賞をとった脚本が良くできています。)、男性関係のもつれで教授の座を失ったゲイでプルースト研究家の伯父など、登場人物のからみもなかなかです。
最後は「そうきたか」という笑いと感動のラストになります。
これもおすすめです。
PS
自動車の「押しがけ」とかも出てきて、ちょいと懐かしかったです。
でも、止まらずに数時間走り続けるというストーリーが成り立つのは、さすがアメリカですね。日本なら次の交差点で終わりです。
田舎町住む普通の女の子が全米美少女コンテストの地区代表に選ばれ、珍妙な家族を持つ一家がおんぼろのフォルクスワーゲンのワゴン車に乗って決勝の地カリフォルニアに向かう、という話。
価値観のミスマッチを提示することで、既存の価値観を風刺するというコメディの王道を行っています。
主人公の女の子は、パッケージの解説を見ると「ブサイクでおデブちゃんな」などと言われていますが、普通の女の子です。
美少女コンテストに出るような子供のなかでは劣るのかもしれませんが、普通に考えれば出場者の入れ込みよう、子供への仕込み方の方が異常に思えます。
昔、親が殺したのではないかという疑いをかけられたものの未だ犯人が捕まっていないジョンベネちゃん事件で、彼女が美少女コンテストに出演していた映像がよく流されていましたが、実際あの世界です。
人生には勝ち組と負け組しかないという考えの下、自身の開発した「成功のための9つのステップ」なるメソッドを売り込もうと必死な父親(その時点で負け組に片足を突っ込んでいる、というところの描き方がうまい)や、スケベで老人ホームを追い出された祖父(前半しか登場しない祖父役のアラン・アーキンはアカデミー賞の助演男優賞をとったのですが、登場しない中での後半での存在感もポイントになったと思われます。同じくアカデミー賞をとった脚本が良くできています。)、男性関係のもつれで教授の座を失ったゲイでプルースト研究家の伯父など、登場人物のからみもなかなかです。
最後は「そうきたか」という笑いと感動のラストになります。
これもおすすめです。
PS
自動車の「押しがけ」とかも出てきて、ちょいと懐かしかったです。
でも、止まらずに数時間走り続けるというストーリーが成り立つのは、さすがアメリカですね。日本なら次の交差点で終わりです。