一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

食パンのなぞ

2007-07-15 | よしなしごと
今日パンを買おうとしてふと思ったのが


 なぜ「食」パンって言うんだろう


同じような疑問を持つ人が多いようで、検索するといろいろな説が出てきます。
こちらのサイトなどによると、大きく5つ有力説(?)があるようです。


1 本食パン説
 戦前のパン職人は食パンのことを、西洋料理の『もと』となる食べ物という意味でイギリス系の山型食パンのことを「本食」と読んでいた。それが四角い今の食パンを本食パンと言うようになり、それが略して「食パン」と呼ばれるようになった(今でも「本食」と言って売っている店もあるそうです。)。

2 主食パン説
 日本で「食パン」と呼ばれているものの元祖は、ロバート・クラークという人が1862年に幕府の援助を得て横浜開いた『ヨコハマベーカリー』でイギリス風型焼きパンを作っていた。一方1874年には木村安兵衛が「あんパン」、1901年には中村屋が「クリームパン」を開発。パンとして人々に広まったのは菓子パンの方だった。その後、イギリスパンとして広まった山型食パンは、おやつ用とは違う「主食用のパン」という意味で「食パン」と呼ばれるようになった。

3 消しパンと区別する説
 消しゴムが発明されるまではパンが最も適した素材だったため、パンは食べる以外にも、デッサンなどの消しゴム代わりに使われていた(今でも「消しパン」は使われている)。その「消しパン」と区別するため、食用のパンをあえて「食パン」と呼ぶようになったという説。

4 酵母説
 食パンは酵母を使って作るもので、ふわっと膨らんですきまができる。それらの穴は酵母が食べた後だとも言えるので、酵母に「食べられた」と言う意味で「食パン」と呼ばれるようになったという説。

5 フライパンと区別する説
 フライパンも「パン」と呼ぶので、キッチンに存在する2つのパンを区別するため、「フライ=パン」「食用の=パン」の区別で「食パン」と呼ぶようになったという説。


3は、そもそも「消しパン」食べるためのパンの流用でしょうから、ちょっと無理があるように思います。
4も、食パンに限ったことじゃないですよね。
5はレストランの厨房の符丁ならともかく、一般家庭で区別するほどの意味があるかなぁ、と。

ということで、1か2が当たりのような感じがします。


でも、最初に日本に入ったのがイギリスパンなのにかかわらず、なんでフランス語の「パン(pain)」って言うんでしょうね?
コメント
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