駅にプジョー207のポスターがありました。
僕はプジョーの「つり目」は結構好きなのですが、最近ヘッドライトの成型技術が進歩したのを反映してか「つり方」が度を増していて、フロントグリルも大きくなってアグレッシブさが増しています。
個人的には505の頃のほのぼのした顔が好きでしたが、業績が好調だとデザインも自然とアグレッシブになるんでしょうか。
そのポスターの「デザインはスピードを超える」(うろおぼえですが)というコピーを見て「見た目ほど早くないってことじゃないか」などと心の中で揚げ足をとったりしていたのですが、昨日こんなニュースを見つけました。
三菱アウトランダーのOEM車、プジョー/シトロエンから発売
仏PSAプジョー-シトロエンは、同社初のSUVであるプジョー『4007』とシトロエン『Cクロッサー』を、今月から9月にかけて順次欧州圏内で販売開始する。
4007とCクロッサーは三菱『アウトランダー』のOEM版で、2005年7月に三菱とPSAによって調印された契約による。三菱側は再生計画の一環として工場の稼働率向上が図れ、PSAは未開拓だったSUV市場への参入が図れるという、双方の思惑が一致したものだ。車両の生産は三菱が担当し、岡山の水島港から船積みされる。
ボディおよび室内のデザインは基本的にアウトランダーのものが踏襲されており、プジョー/シトロエン側によるモディファイは、前面および細部に留まっている。
実物を見てみると
三菱アウトランダー
プジョー4007
シトロエンCクロッサー
フロントのヘッドライトとグリル周りを変えただけですが、いかにもプジョーらしく、シトロエンらしくなるものです。
昔アルファ164、フィアットランチア・テーマ、フィアット・クロマ、サーブ9000が同じシャシーを使ってましたが、それぞれのブランドに特徴的なアイコンを持っているのが強みですね。
三菱のアウトランダーもパジェロなどと似た三菱顔をしています。
一方、リアはほとんどいじっていませんね。
車も人形同様顔が命(古!)ということなのでしょう。
やはりデザインの力は大きいと感心した次第です。