一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ひゃくはち』

2009-06-08 | キネマ
これもなかなか出色。

ちょっと前まで大キャンペーン中だった『Rookies』(コミックしか読んでないけど)の対極にある、普通の部活やってる高校生を等身大に描いた作品です。

甲子園の常連校の野球部でレギュラーを目指す2人の高校生が主人公で、その意味では「普通」とは多少違いますが、上のレベルの高校野球の現場って実際にこういう感じなんだろうな、というリアリティがあります。

そして、迷う、調子に乗る、色気づく、嫉妬する、意地になる、大人ぶる、という男子高校生の迷走(暴走?)を主役の二人が好演しています。
他のエキストラも野球のプレイが様になっています(テロップを見ると「協力」として帝京大学野球部が出てましたので、本物の野球部員?)

妙にチャラけたりせず、過剰に熱くなったりもせず、スーパーマンや魔球も登場せず、説教くさくもなく、それだけにかえってストレートに「青春」している映画です。


最後のクライマックスも「やられた」と思いました。



コメント
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