汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 途

2010年07月04日 | 初期中期の詩
この手の中で震えるものは何
縮れた髪を振り払い、泣き声を空へと向ける君は誰
宇宙のたもとは運命の渚
鈴の音が聞こえる、この祝福を覚えておいてほしい

真珠はその穢れの中で培養される旋律
二人が惹かれ合う理由も、明日を想う風の感触を覚えているから
血迷いながら、安らぎを求めた、過去の涙が
現実に浮遊する塵の様な軽い黄昏を思い出している

梢が揺れているのが見える
光が途を照らしながら、手招きをする
空気中に潤いを与える歓びの雨よ
地表に咲いている花は、絶えず接吻を求めている
麗しい花嫁の姿に見惚れている男の溜息は
この地上に虹の曲線を現せる
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