汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 イキテルオト

2010年07月15日 | 初期中期の詩
あなたの吐息を感じる 
光さえも無限の彼方に到達する事は出来ない
空しい感情ばかりが傷口から噴き出して
あなたの涙に香辛料を加えている

マシュマロのように覚束ない心と心とが
互いを求めて 火の中で甘くとろけていく

時が小刻みに震えているのが聞こえてくる
一瞬の切なさが 私の瞳をあなたに釘付けにさせる

どうしようもなく滲み出た言葉の匂いが
あなたの瞳の行く末を見失わせてしまう
恥ずかしい気持ちなど 河の流れに任せて
互いがより 愛の比重の掛かった 唄を歌いながら
地表に揺らめく陽炎はまた 
二人繋いだ手の感触を大空へと隠してしまうだろう
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