汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 春の日差し

2010年07月16日 | 初期中期の詩
きつく結ばれる筈の 確かな言葉を漁りながら
弱く過ぎ去っていく恋心の奇妙な轟き
私の頭は弧を描いて空中を飛び回り
蜜蜂は その蜜を大きな湖に垂れ流した

虹に映る日差しを 互いに交わしながら
息つく間もなく壊れていく非情

草原が遠くの方で 風を呼んでいる
土埃に消えていくあなたの華奢な背中の美しさよ
豪奢な計らいなどもう要らない
接吻の瞬間に混ざり合う 途方も無い感情の高鳴りは
星空に漂う惑星のように しおらしく輝いている
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