汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 世

2010年07月13日 | 初期中期の詩
途切れた集中力
強張り 悴む掌に 衰え行く頭の憔悴
それは 息も途切れ途切れに 沈黙へと墜落していく

空を見上げた昂揚感に揺れる 意識と血潮
手に持つモノが流線型を描いて崩壊していく
炎に揺られ踊るように苦しむ女の怨念は
日ごろ目にしている日常と木霊している

見境も無く声を張り上げる者は
見えぬ孤独の乱流に取り巻かれている

雪がちらつくようになってから
街は閑散とした秩序に落ちついている
路肩に倒れている人を見捨てて
成長していく悪魔の子供達は
次なる生き血の通った 獲物の吐息を狙っている


憔悴→しょうすい

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