汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 宇宙

2010年07月30日 | 初期中期の詩
足跡を辿って行けば
僕は幽かな歓びに近づける
泡沫が語る人生の儚さの裏に潜む
あどけなさの烙印

淀む河の流れは 拠り所の無い子供の
強かな涙の痕跡
海に流れ着く 枯れ木の切なさは
宇宙に花開く生命の孤独

囀る小鳥の瞳の奥には 
明日への神話を抱く本能が眠っている


苦しみを別つ心に
僕は幽かな慈しみを感じる
精霊が語る欲望の恐怖の裏に存じた
戦う事の凋落

落ちる床の奈落は 昇る事の無い朝日に
対する祈祷の振る舞い
空に浮かび上がる 雲の混濁は
時間に追われる人間の渇望

強張る頬に流れる涙は
明日への希望を抱く切望が眠っている

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