汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 寂寞の空

2011年05月01日 | 初期中期の詩
叶わない夢の方が沢山あるに違いない
遠くの方で揺れている未来は決して満たされていない
人は遠くを見渡せる事によって孤独になる
自分が小さな奇跡だと思う前に 儚い現実の方が
心にはしっくりと馴染んで行くから

なぜあなたは淋しさを語らないのだろう
決して拡がらない未来は 温かな風に揺られ
いつか来る春の息吹を待っている

無理して泣こうとしても 却って怒りは湧き立つ
孤独に耐えられない夜だけでも 幻想に浸っていたいから
それでも あなたはまた明日を目指している

周りには幾つもの壁が あなたを取り囲む
今あなたの唇から出ようとしている言葉は
掛け替えのない真実の心
失くしてしまったモノは二度と取り戻せないことを
あなた自身がよく知っているはずだから
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みやすけの唄 深海 ~あなたの声~

2011年05月01日 | 歌詞
光が生まれる 時は移り変わる
いくつ想えば この小さな胸の高鳴り
潜む鬱屈を払い除けて

あるがままを受け入れること
海の中は思ったよりも 深閑としていて

そっと袖を引くあなたが 遠くの空に消えてしまう
その苦痛から辛うじて逃れた 僕は深海の使者

過ちを犯してしいた 冷めた視線の向こうには
未だ解き明かせない秘密が 僕を虜にしている

光は戸惑う 射す場所さえないのに
凍る視線を 投げ掛けるあなたの瞳
痛ましい傷痕が疼(うず)く

眩(まぶ)しい海の上で眠る
苦しみ泣くあなたの横で 僕は呼吸している

そっと袖を引くあなたが 遠くの空に消えてしまう
その苦痛から辛うじて逃れた 僕は深海の使者

どれだけあなたの不幸を見ればいいの?
呼びかけても埋もれて行く 心が怖い

そっと袖を引くあなたが 遠くの空に消えてしまう
その苦痛から辛うじて逃れた 僕は深海の使者

この想いは 終わることなく
流れ着いた流木は 今に命を咲かせる
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