汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 哀切の海 ~彼女の憂鬱~

2011年05月02日 | 初期中期の詩
道の向こう側には 萎える薔薇の花
癒えない傷を抱えながら 声に出した罪の重さ

焦がれ行く気持ち あなたは俯(うつむ)いたまま
生きて帰れない 私は今でもあなたが好きだから

汚れてしまった 私を溺れさせて
あなたは振り向いてくれなかった 私は淋しくて
胸の飾りをあなたにあげる これ以上待たせないで

錆(さ)び付いた感情は あなたのせいだから
私の大切な詩(うた)を あなたに聴かせてあげる

今夜が峠だと 神はそう微笑みながら
私を見下す あなたの愛に生きる資格がほしい

凍てついた手に 歓喜は湧き起る
あなたは私の顔さえ見ず 通り過ぎて行く
情熱を交わす事もなく 冷める心が憎い

錆び付いた感情は あなたのせいだから
私の大切な詩を あなたに聴かせてあげる

汚れてしまった 私を溺れさせて
あなたは振り向いてくれなかった 私は淋しくて

涙の枯れた後の この寂しさ 忘れない
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