汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 ポエジー

2011年05月29日 | 初期中期の詩
寂しさが凍った大地に温かな河を造る
その河川敷に居る少女が 雪の下に疼(うず)く命を拾い上げる
私達が感知できないモノはここにある
その少女の持っている罪の意味が
あなたには解るか

生命に広く渡っている哀切(あいせつ)な時間の流れは
全てを包摂(ほうせつ)するには まだ足りなくて
きっとこの悠久が 絶え間ない流れを創り出すのだろう
汚れの無い世界を 暁の太陽が 
まだ温かな夢を見る花を照らすように
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みやすけの詩

2011年05月29日 | 初期中期の詩
まるで冬の時節が過ぎ行くように
あなたは私から遠ざかろうとする
渇望した心は 決して満たされはしないのに
この両手が あなたを求めて止まない

あの頃の自分は 障りのない言葉ばかり追いかけていた
砂漠にはおびただしい宝石が死者を待っている
そしてあなたもその内の劣者に列するようになる

いたいけなあなたが 私を今でも虜にする
夢は飾られる事を好まない
彼はいつでもあなたの命を狙っているから
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