汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 夜の想い

2011年05月17日 | 初期中期の詩
能天気な言葉ばかり吐く あなたの幼い心は
より大きな居場所を求めて飛翔する

常に生きることを嘆く不死鳥は
今日も この冷ややかな夜に歌を歌う

それが絶えず廻(めぐ)る命を運ぶコウノトリのように
あなたが紡ぐ声色は何時(いつ)になく儚くて

この空に願いを届けようと 手紙を差し出す
宛ても無い陳腐(ちんぷ)な言葉ではあるけれど
あなたを想う気持ちは変わらないから

夜になるのが怖くて 電気を消すのが嫌だ
慣れない想いをしたためる事が 愛の調べなら
この孤独を打ち消すための気持ちは常に変わらない

訪れる終わりを見つめるよりも 今を大切にしたい
形にはならないけれど こうして手を繋いでいる事が
僕にとって何よりの幸せなんだから



コメント