汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 涙の訳

2011年05月04日 | 初期中期の詩
人が流した涙 でも温度は伝わらない
何かを成し遂げた時だけ 人は人になれる
ただ人が何かになれた時にだけ 悲しくも
人は人と認められる

命が光合成の中で培う養分は
広く知れ渡った自然という未知に沁み渡って行く
苦しみは何時しか 遠い異国の歌になり
花の香しき未来の途を開け放つ

この大きな星に生まれた生命は
一つの小さな希望を見つめている
揺れる港の景色が 男の大きな背中に映えている
水面に映る魚の群れが 時間の中を泳いで行く

この部屋を出れば何か起こるだろうか
今まで見えなかった未来の風を感じられたらいいけれど
未だ見えない不安の波が この心を襲う
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