米航空宇宙局(NASA)は、人工衛星による地表面の温度データを分析した結果、南極東部の高原で2010年8月10日(晴れた夜)に氷点下93.2度が観測されていたことが判明したと発表した(12月10日)。これは、今年2月に打上げた気象衛星 「Landsat-8」の熱赤外線センサーのデータと今までの人工衛星「Aqua」や気象衛星「NOAA」などの過去32年間の収集した分光データを総合的に分析して得られた、との事。
これまでの公式記録で、地球上の最低気温は、1983年に南極にある旧ソ連のボストーク基地で観測された氷点下89.2度。この温度は、二酸化炭素ガスが固体の”ドライアイス”となる温度の氷点下78.5度より低い。この度の最低気温は、衛星による地表面の温度であり、地上での気温の観測とは異なるため、直ちに記録更新になるかは不明、と言う。
因みに、人が住んでいる地域での最低気温は、北東シベリアで1892年に観測された氷点下67.8℃。日本の最低気温は、1902年1月25日に北海道の旭川地方気象台で観測された氷点下41.0℃、次いで1902年1月26日に帯広で観測された氷点下38.2℃、江丹別の氷点下38.1℃。
空に雲があるが概ね晴れの天気。風が少しあるが12月中旬としては暖かい。
散歩道で見かけるコムラサキ。葉は落ちて紫色の小さな果実だけが小枝に付いている。じきに小鳥に食べられて見られなくなる。
名(コムラサキ:小紫)の由来は、実が紫式部を小さくしたものからと言う。紫式部はやや背が高く、果実は小紫よりやや大きく、比較的パラパラとした実の付き方である。小紫の果実は固まって付く。
コムラサキ(小紫)
別名:小式部(こしきぶ)
クマツヅラ科ムラサキシキブ属
落葉低木、丈は2m~3m
枝は垂れ、これに花・実が付く
開花時期は6月~8月
花は根元から枝先へと順次咲き、果実も枝先へと付く
花色は薄紫
果実は緑玉から紫玉となって行く
果実に白色があり、シロミノコムラサキ(白実の小紫、別名:白式部)