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13年度集計で、主な事業者の温室ガス排出量は7億トンと前年より増加

2016-06-19 | 環境
 環境省と経済産業省は、2013年度に報告対象の企業などから排出された温室効果ガス量は、約7億1,667万トンCO2(前年度より7.7%増加)と発表した(6月13日)。排出量の数字は二酸化炭素(CO2)換算である。地球温暖化対策推進法の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく集計で、集計を始めた06年度以降最も多かった。
 報告対象は、一定以上のエネルギーを使うなどの基準を満たした、特定事業所排出者(12,466事業者)と特定輸送排出者(1,358事業者)の1万3,824事業者(前年度より8.6%増)。これら事業者から排出された温室効果ガス(二酸化炭素(CO2)換算)の2013年度合計は約7億1,667万トンで、2012年度の約6億6,554トンより7.7%増加した。
 ◆温室効果ガス排出量の算定
 温室効果ガス排出量は、直接大気を測定せずに統計データなどに基づき算定する。
 排出量は活動量に排出係数をかけて算出され、更に地球温暖化係数(GWP)をかけてCO2換算として算出する。
 CO2換算
 CO2換算は、「地球温暖化係数(GWP、Global Warming Potential)」と呼ばれ、ある一定期間にそれぞれの温室効果ガスがおよぼす地球温暖化の影響について、CO2の影響を 1 としたときの係数を用いて計算した数値。この係数としてIPCC第2次評価報告書(1995)で示された値のうち、排出後100年間の影響を考慮したものを用いることが義務付けられた。例えば、メタン:21、一酸化二窒素:310 など。
 ◆世界の二酸化炭素排出量(IEA調べ、2013年)
 中国   90.2億トン
 アメリカ 51.2億トン
 インド  18.7億トン
 ロシア  15.4億トン
 日本   12.4億トン
 ドイツ  7.6億トン
 韓国   5.7億トン
 カナダ  5.4億トン
 イラン  5.3億トン
 サウディアラビア 4.7億トン

 朝から今にも雨が降り出しそうな空。今日一日はこんな天気。
 二・三日前の雨の日に見つけた”ヒメシャガ”の実。蒴果(さくか、熟すると下部が裂け種子が散布される果実)で径は8mm位の球状。
 名(ヒメシャガ:姫著莪)の由来は、小型の”シャガ(著莪)”からである。”シャガ”と”ヒメシャガ”の違いは、花の大きさだけでなく、花色が”シャガ”は白色を基調色とし”ヒメシャガ”は淡青紫色、”シャガ”は冬でも葉が枯れない常緑性であるが”ヒメシャガ”は冬には葉が枯れる。
 ヒメシャガ(姫射干、姫著莪)
 学名:Iris gracilipes A. Gray
 アヤメ科アヤメ属
 日本の在来種
 多年草(冬に葉は枯れる)
 開花時期は5月~6月
 花は径4cm程で、淡紫色の花が花茎に2~3輪付ける
 花被片は6枚、3枚の外花被(萼)に紫色の脈・黄色い斑紋と「とさか状」の突起がある
 シャガと異なり、果実が付く。果実は径8mm程の球状の蒴果