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国立がん研究センターが初集計、がん3年生存率71%

2018-09-19 | 健康・病気
 がん医療を評価する指標として世界的に使われているのは、5年相対生存率。がんと診断された場合、治療でどれくらい命を救えるかを示し、5年無事に経過するとほぼ治ったと言えるから。
 国立がん研究センターは、2011年に全国のがん診療連携拠点病院でがんと診断された患者の3年後の生存率は、がん全体で71.3%だったと発表した(9月11日)。3年生存率をまとめるのは初めて。継続的に分析することで、新しい薬や治療の効果を早く把握できるようになり、がん対策に活用できると、と言う。
 拠点病院のうち268施設の患者約30万6千人を分析。主要な11種類のがんについて、がん以外の死亡の影響を取り除いた「相対生存率」を算出。治療成績を評価する指標として同センターはこれまでに5年・10年生存率を発表しているが、3年生存率は短期間で集計できる利点がある。
 2008~2009年に診断された患者の5年生存率も公表。全体の生存率は65.8%。患者の約半数を占める70歳以上では、がん以外の死因が多い。
 ◆3年生存率・5年生存率
  3年生存率は2011年に診断された患者
  5年生存率は08・09年に診断された患者のデータを基に算出
 がんの部位別の3年・5年生存率
        3年    5年
 がん患者全体 71.3%  65.8%
 前立腺    99.0   92.7
 乳房     95.2   92.7
 子宮体部   85.5   82.5
 子宮頚部   78.8   75.6
 大腸     78.1   72.9
 胃      74.3   71.1
 ぼうこう   73.5   70.9
 肝臓     53.6   39.6
 食道     52.0   43.7
 肺      49.4   40.0
 膵臓     15.1   10.0
 ◆2011年にがんと診断された人のステージ別3年生存率
       (国立がん研究センターの資料から)
  ステージ1  S2   S3   S4   全体
 胃  96.1% 74.4% 55.3% 14.1% 74.3%
 大腸 96.7  92.9  83.6  30.3  78.1
 肝臓 76.4  62.8  22.7   5.9  53.6
 乳房(女性)
    100   98.0  88.3  54.4  95.2

 今日は晴れ、雲が少ない、秋晴れかな。
 近所の畑で、”ピーマン”に実が付き、花も咲いている。ピーマンは唐辛子(とうがらし)の甘味種を改良したもので、ピーマン・パプリカ・フルーツピーマンなどがある。このピーマンは、どの種類なのだろう。
 販売されている緑色のピーマンは未熟果(未熟な状態)で収穫されたもので、青臭さや苦味がある。カラーピーマンは完熟果として収穫するものである。
 名の”ピーマン”は、和製英語のようで、フランス語の唐辛子を意味する「piment」、スペイン語の「pimiento」からかと言われる。甘味種の”ピーマン”は明治時代に伝わり、西洋唐辛子、甘唐辛子と言ってた。
 ピーマン(西洋唐辛子)
 英名は、Green pepper、Bell pepper、Sweet pepper
 ナス科トウガラシ属の甘味種(甘とうがらし)
 一年草
 原産地は中南米の熱帯地方
 日本への渡来は16世紀で江戸時代に普及
 甘味種(ピーマン)は明治時代に伝わり、一般に普及したのは第二次世界大戦後
 開花時期は5月~9月
 カラーピーマンは、開花後50~60日で着色(完熟)する