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ハナビラタケのゲノムを解読、新薬開発に期待

2018-11-25 | 生物
 ハナビラタケ
 食用になり、歯切れ・味ともに優れている。紛らわしい有毒キノコはほとんどない。生産量はさほど多くなく、「幻のキノコ」と呼ばれることもある。漢方薬として利用されてきた歴史がある。ハナビラタケが注目されるのは、東京薬科大学によるβグルカンの研究。ハナビラタケには、βグルカンが40%以上も含まれていることが報告された。
 β-グルカン(β-glucan)
 グルコースがグリコシド結合で連なった多糖であるグルカンの内、β-グリコシド結合で繋がった重合体の総称。植物や菌類、細菌など自然界に広く分布し、アガリクスやメシマコブ、霊芝などに由来するβ-グルカンは免疫賦活作用、制癌作用を持つとされる。単にβ-グルカンと言った場合は、通常β-1,3-グルカンのことを指す。β-グルカンは結合様式により様々な名称を持つ。
 九州産業大と東京女子医大の共同研究グループが「ハナビラタケ」のゲノム(全遺伝情報)解読に成功したと、英科学誌電子版に発表した(10月30日)。
 全ゲノムの解読は世界で初めてで、ハナビラタケゲノムは約3900万(39メガ)塩基対のDNAから成り、13,157個の遺伝子を有することをつきとめた。ハナビラタケ遺伝子中に免疫活性化に効果があるとされるβ-グルカンなどの有効成分の合成に関与する遺伝子群を発見するとともに、ハナビラタケ水抽出物中に動脈硬化に有効と考えられている女性ホルモン、エストロゲンと同様の作用を示す成分の存在を確認し、ハナビラタケを原料とする医薬品の開発に道を開いた。
 ハナビラタケはシイタケやヒラタケの共通祖先から約1億7千万年前に分岐したと考えられることが明らかとなり、これまで全ゲノム塩基配列が報告されている約30種類のキノコと共に、今後のキノコ研究に有用な情報として活用されることが期待される。

 天気は晴れ。気温は、最高気温10℃以上。
 道路から少し外れたお庭に”ミカン”の木があり、沢山の実が付いている。品種は、多分温州(ウンシュウ)と、お家の方のお話。果実はまだ酸っぱく、何回か霜に当たれば甘くなる・・と言う。
 温州蜜柑は柑橘類では比較的寒さに強いが温暖な気候を好み、主に関東以南の暖地で栽培される。仙台でも作れる!!。素手で容易に果皮をむいて食べれる”ミカン”は、普通は温州蜜柑を指す。中国の温州にちなんで温州蜜柑(うんしゅうみかん)と命名されたが、温州原産ではなく日本の不知火海沿岸が原産と推定される。
 ミカン(蜜柑)
 ミカン科ミカン属
 果樹
 日本で”ミカン”と言えば、ほぼ温州蜜柑(うんしゅうみかん)の実を指す
 初夏、白色の小さな5弁花をつけ、黄橙色の実を結ぶ
 ”ミカン”の花は愛媛県の県の花に制定される