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農林水産省は、「豚コレラ」の法律上の名称を「豚熱(ぶたねつ)」に変更

2020-01-10 | ニュース
 農林水産省は、家畜伝染病「豚コレラ(CSF)」の法律上の名称を「豚熱(ぶたねつ)」に変更すると発表した(令和元年12月24日)。日本獣医学会の提言を受け、来年の通常国会に提出する予定の家畜伝染病予防法改正案で新しい名称に切り替える。「CSF」の呼称は引き続き使う。
 ◆豚コレラ 関連
 豚コレラについては、与党から「経口感染症『コレラ』のイメージが強い」と指摘され、農水省が日本獣医学会に新名称の検討を要請。学会は高熱が出る症状などから豚熱が適当と判断した。
 アジアで猛威を振るう「アフリカ豚コレラ(ASF)」も法律上、「アフリカ豚熱」とする。
 なお、「豚熱(CSF)」と「アフリカ豚コレラ(ASF)」ASF(アフリカ豚コレラ)は、全く別の病気である。
 ◆豚コレラ(CSF)
 CSFウイルスにより起こる豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴。感染豚は唾液・涙・糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大する。
 CSFは、 豚やいのししの病気であって、人に感染することはない。仮にCSFにかかった豚の肉や内臓を食べても、人体に影響はない。
 ◆アフリカ豚コレラ(ASF)
 ASFウイルスが豚や猪に感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病である。
 本病は、ダニが媒介することや、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大する。本病に有効なワクチンや治療法はなく、 発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられています。
 因みに、これまで本病の発生が確認されておらず、本病の清浄国である。

 朝から晴れ、薄い雲が全天一杯に広がる。午後に小雨が。
 春に花が咲いた”ナンテン”に赤い実や白い実が沢山付いている。果実の色は多くは赤色であるが、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどの園芸品種がある。
 ”ナンテン(南天)”は「難転・・難を転ずる」「成天」から厄除けの縁起木(吉祥木)として植栽される。古くから栽培され、江戸~明治に100種以上の園芸品種が作られたと言われ、現在でも40種ほどが栽培されている。
 因みに、果実にはアルカロイド(窒素を含む特殊な植物塩基の総称、少量でも動物に強い生理作用を及ぼすことがある)であるイソコリジン・ドメスチン・プロトピン・ナンテニンなどの成分を持つ。含まれるドメスチンには鎮咳作用がある。このため漢方の咳止め薬の原料とされる。
 ナンテン(南天)
 別名:南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)
 学名:Nandina domestica
 メギ科ナンテン属
 半常緑性の低木
 原産地は中国、日本で自生しているが古くに渡来した種が野生化
 開花時期は6月~7月、花色は白色(中央は黄色)、花径は数mm
 果実は径6mm~7mm位、秋頃から赤くなる
 果実の色は普通赤色、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどがある


吹きガラスの原理でガラス製微小レンズを開発

2020-01-09 | 科学・技術
 理化学研究所生命機能科学研究センター集積バイオデバイス研究チームの田中陽チームリーダー、アイサン・ユスフ大学院生リサーチ・アソシエイト、ヤリクン・ヤシャイラ客員研究員らの研究チームは、薄板ガラスに形成した微細空洞中の気体を熱膨張させることで、レンズとして使用できるガラス製の微小ドーム構造を短時間に高精度で簡便に大量作製する技術を開発した。本研究は、米国の国際科学雑誌「Applied Physics Letters」のオンライン版(日本時間12月27日)に掲載。なお、理研は「マイクロレンズ、マイクロレンズアレイ、転写モールド、及びマイクロレンズの製造方法」として特許を出願している。
 透明な微小ドーム構造やその集合体であるアレイは、昆虫の複眼に見られるように優れたレンズの機能を持ち、光学、生命科学などの専門分野に限らず、スマートフォンのカメラ、センサーモジュールの部品などにも応用されている。特に近年は、デバイスや装置の小型化・高性能化に伴い、それらに適合した微小レンズを製造する技術が求められている。材料がプラスチックであれば鋳造法によって大量に製造できるが、プラスチックはガラスに比べて耐久性が低く、透明性も劣る。また、廃棄プラスチックによる環境負荷の問題もあることから、ガラス製レンズの需要が高まっている。しかし、ガラスの微細加工は手間と時間、さらには費用もかかるため、現状では高精度な加工を短時間で大量に行うことは困難である。
 研究手法と成果
 研究グループは
 (1)ガラス基板上に浅い微小なくぼみを形成する
 (2)カバーガラスを重ねて仮接合し閉じた微細空洞を作る
 (3)吹きガラスの原理を利用して、周囲を真空引きしながら加熱することで空洞中の空気を膨張させる
 (4)ゆっくり冷却するという手順により、設計した寸法通りにガラス微小ドーム構造を形成できることを実証した
 今回の試験では、厚さ100μm~250μmのガラス板を用いて,直径30μm~1mmのさまざまな種類の微小ドーム構造を作製し、そのまま使えば凹レンズ(縮小レンズ)、充填液を導入すれば凸レンズ(拡大レンズ)の機能を持つことを示した。また、高温条件下や酸・有機溶媒中でもレンズ機能は失われず、ガラスの性質が保たれることを確認した。
 この研究で開発したガラス微小ドーム構造の作製手法は、短時間に高精度かつ簡便に大量生産できるという利点がある。ガラスで作製されていることからレンズとしても長期安定性に優れており、この研究で行なったような極端条件下での使用のほか、多様な工業用途にも向いているという。
 さらに、研究グループではこれまでに開発したガラスの特徴を生かしたマイクロ流体チップや、細胞や組織などのさまざまな生体試料の分析などの研究を進めており、今回のレンズはガラス製でしかもマイクロ流路に組み込める大きさであることから、バイオ分析などの用途においても非常に有用なものであるとしている。
 ◆補足説明
 〇真空引き
 真空ポンプを使用して装置などの内部を真空にする作業のこと。今回のケースでは、加熱のための炉の内部を真空にした。
 〇アスペクト比
 構造物の高さと横幅の比率(高さ/横幅)で表される。アスペクト比が大きいほど構造的に不安定で、作製の難度が高い。
 〇エッチング
 微細加工手法の一つで、フッ化水素酸を使用することで、ガラスを溶かして微細な溝などをガラスに彫る技術。
 〇メニスカスレンズ
 レンズの片面が凸、もう片面が凹になったレンズ。二つの面の相対的な曲率の違いに応じて中央が周囲より厚い場合は凸レンズとして、逆の場合は凹レンズとして働く。
 〇両凸レンズ
 両面とも外側に向かって膨らんだ曲面を持つレンズ。
 〇ミネラルオイル
 鉱物油。流動パラフィンとも呼ばれ、常温では非揮発および非水溶であり、通常の使用条件下では酸化されず、経時変色もない化学的・生物学的に安定した物質。
 〇マイクロ流体チップ
 バイオ分析や化学分析(システム)をマイクロスケール化する目的で、溶液の混合、反応、分離、精製、検出などの化学操作をミクロ化したデバイスのこと。半導体製造技術(微細加工技術)を用いて基板に集積化する。

 早朝は雨、次第に晴れた。雲が多く、冬の空が残っている様だ。
 散歩で、会いたいのは空の青と緑の木々。緑・緑が嬉しいのは、”マサキ”の街路樹(垣根)だ。
 ”マサキ”に実(朔果:さくか、乾性の子房の発達した果実、熟すと割れて種を撒く)が付いている。花は6・7月頃咲くが小さくて淡緑白色なので目立たない。果実は秋に熟し、裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子が見える。これがとても可愛い。
 マサキは常緑なので、”マサオキ(真青木)”から”マサキ”となったと言う。刈込みに強く、密生し、大気汚染や潮風にも比較的強いので生垣・庭木などに使われる。
 マサキ(柾、正木)
 学名:Euonymus japonicus
 ニシキギ科ニシキギ属
 耐寒性の常緑低木
 原産地は極東アジアの日本・朝鮮・中国
 開花時期は6月~7月
 花は径7mm程の4弁花、花色は淡緑白色
 果実は朔果で、径5~8mm程の球形
 熟すると果実は3~4つに割れ、赤橙色の仮種皮に包まれた種子が見える


2019年の交通事故死は3,215人、戦後最少の3,790人(1949年)を下回る

2020-01-07 | 社会・経済
 警察庁のまとめによる(1月6日)。
 2019年の全国の交通事故による死者は、前年(2018年)より317人少ない3,215人だったことがで分かった。減少は4年連続で、統計が残る1948年以降での最少(3,790人)を更新した。過去最高は、1970年の16,765人で自動車保有台数は約1,652万台である。

 209年の死者のうち、65歳以上の高齢者の死者数(速報値)は1,782人で、前年より184人(9.4%)減った。全年齢に占める高齢者の割合は55.4%に上り、過去最多だった前年(55.7%)より減ったが高止まりが続く。人口10万人当たりでは、65歳以上の死者数は5.01人で、全年齢(2.54人)の2倍近かった。
 事故発生件数(速報値)は381,002件(前年比4万9599件減)、負傷者数(同)は460,715人(前年比6万5131人減)だった。
 都道府県別の最多は、千葉県の172人(前年比14人減)、愛知県が156人(前年比33人減、18年まで16年連続最多だった)、北海道が152人(前年比11人増)である。

マグロの初セリ、大間産が1匹1億9320万円と史上2番目の高値で競落とされた

2020-01-06 | ニュース
 新春恒例の初競りが豊洲市場で開かれ、青森県大間産のクロマグロが1匹1億9320万円と史上2番目の高値で競り落とされた(正月5日)。1Kgあたり70万円である。前年に続き、すしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村が落札した。今年は大型の生の国産クロマグロが例年より多く出品された。
 新元号「令和」で初めて迎える初市。最高値が付いたのは1匹276Kgの巨大なクロマグロ。前年の初競りで付けた史上最高値、1匹3億3360万円には及ばないが記録がある1999年以降、2番目に高かった。
 初セリの高値落札では、大田市場(東京・大田)の青果の初競りで、山形県産サクランボの高級品種「佐藤錦」500gが80万円で落札された。2019年の35万円を大きく上回る過去最高値だった。競り落としたのは、青果仲卸の船昌(東京・大田)。「19年は台風などで農産物の被害が目立った年だった。産地に敬意を表して高値をつけた」と話した。
 ◆築地・豊洲市場マグロ初競りの最高値
  2020.1.5 青森県大間産  19,320万円(276kg)
  2019.1.5 青森県大間産  33,360万円(278kg)
  2018.1.5 青森県大間産  3,645万円(405kg)
  2017.1.5 青森県大間産  7,420万円(212kg)
  2016.1.5 青森県大間産  1,400万円(200kg)
  2015.1.5 青森県大間産   451万円(180kg)
  2014.1.5 青森県大間産   736万円(230kg)
  2013.1.5 青森県大間産  15,540万円(222kg)

 今日は朝から晴れ、時々雲多く曇り空となる。風が少し強い、風が強いと青空が寒さを運ぶ寒空となる・・。
 明日は1月7日、正月7日は五節句のひとつ、人日(じんじつ)・七草の節句。朝に無病息災を祈って、春の七草を入れて炊いた粥(七草粥)を食べる。この行事は、平安時代から始まり、室町時代の汁物を原形とし、江戸時代より一般に定着した。
 明日は、七草粥を作る。お店でセットとなった「春の七草」を購入した。
 ◆春の七草
 セリ(芹):芹 (せり)、セリ科
 ナズナ(薺):薺(なずな)、別名:ぺんぺん草、アブラナ科
 ゴギョウ(御形):母子草(ははこぐさ)、キク科
 ハコベラ(繁縷):はこべ、ナデシコ科
 ホトケノザ(仏座):田平子(たびらこ)、キク科
           シソ科のホトケノザではない
 スズナ(菘):蕪(かぶ)、アブラナ科
 スズシロ(須々代):大根(だいこん)、アブラナ科


人間の老化は3つの年齢を境にして加速していく

2020-01-05 | 日記・エッセイ・コラム
 米スタンフォード大学を中心とする研究グループは、人間の老化は3つの年齢を境にして加速していくという新説を発表した。研究論文は学術雑誌「ネイチャーメディシン」で発表(2019年12月5日)。
 ポイント
 〇老化は一定のペースで継続的に進行するのではない
 〇生理的老化は、平均34歳、60歳、78歳の3つのポイントで急激に起こる
 〇男性と女性で老化プロセスが異なる
 米スタンフォード大学のトニー・ウィス=コレイ教授らの研究チームは、18歳から95歳までの4,263名から得た血液サンプルを用いて2,925の血漿タンパク質を分析した。老化に伴い1,379種類のたんぱく質の割合が大きく変化しており、その違いが表れる年齢は平均して34歳(青年期)、60歳(壮年期)、78歳(老年期)だった。
 また、被験者の年齢は、これらのうち373のタンパク質によって、概ね3年程度の誤差で精緻に予測でき、9のタンパク質でも、ある程度の精度で予測が可能だという。
 多くのタンパク質は、一定のペースで増減したり、生涯、同じレベルを維持するのではなく、一定期間、同じレベルを保ち、特定のポイントで、突然上下に変動しているのだ。
 年齢によってそのレベルが明らかに異なる1,379のタンパク質のうち、895のタンパク質は、性別によっても特徴が認められた。男性と女性で老化プロセスが異なることを示す成果のひとつとしても注目されている。
 ウィス=コレイ教授は、2014年5月に「若齢マウスの血液は、老化に伴う認知機能などの低下を抑制する」との研究成果を発表し、老化によって血中で分子の変化が起こっていることを示した。今回の研究成果は、抗老化医学をさらに前進させるものと言える。

 朝は小雪がチラついた。だんだんと晴れ、青空が広がる。寒い、と思ったら最高気温3℃・最低気温0℃。
 塀に絡みついていた”ヘクソカズラ”の実。直径5mm程の黄褐色の実である。名前の由来となっている独特の臭気は無く、それ故果実の付いたツルはフラワーアレンジメントなどに利用する方もいる。果皮に見える部分は萼の変化したもので、偽果皮と言う。
 夏に咲く花は小さく可憐で可愛い。でも名は、”ヘクソカズラ(屁糞葛)”と酷い。名(屁屎葛)の由来は、葉や茎に悪臭があることからで、古語では”クソカズラ(屎葛);万葉集、奈良時代”と、古くから酷い名前のようだ。この臭い(茎・葉を傷付けると揮発性成分が出る)は自己防衛のためだから・・悪臭の元凶は「メルカプタン」。花の中心の赤がお灸(ヤイト)に見える事から、別名に”ヤイトバナ(灸花)”がある。花は可憐で可愛いから、”サオトメバナ”の別名もある。
 ヘクソカズラ (屁糞葛)
 別名:灸花(やいとばな)、早乙女花(さおとめばな)、馬食わず(うまくわず)
 学名:Paederia scandens
 アカネ科ヘクソカズラ属
 蔓性の多年草
 開花時期は7月~9月
 秋に丸い茶色の実(球形で径数mm)を付ける


謹賀新年

2020-01-01 | まち歩き
 謹賀新年
  皆様のご健康とご多幸をお祈りします

 令和2年(西暦2020年)の初詣は青麻神社にお参り。
 ◆青麻神社(あおそじんじゃ)
 所在地:仙台市宮城野区岩切字青麻沢
 主祭神:天照大御神・月読神・天之御中主神
 始り:社伝によれば、仁寿2年(852年)に穂積保昌が、一族が尊崇していた日月星の三光の神を祀った。
  穂積保昌が土地の人々に麻の栽培を伝え、「青麻」の地名・社名とる。