進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

水温低下で激シブ…、粘り倒して…!

2017年04月23日 | NEO390 釣行記

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20日木曜日、平日釣行していたsaiさんからヒラマサゲットのLINEが入りました。

その前日にはジギング遊漁船でヒラマサ高活性の情報も。

 

ぐっちゃんは前回のあひさんとの釣行で春マサを上げてはいますが、

シーズンイン宣言には実績が足りないと自粛しておりました。

これは週末自分で複数釣果を上げてシーズンイン宣言しなければなるまい!

というわけで、4月22土曜日に釣行してきましたよ。

 

今回のパートナーは相棒I君。

出発時の気温は13度でした。

ただしこの日は曇り予報で15度くらいまでしか気温が上がらない予報です。

防寒着までは不要でしょうが、軽装だと寒いかもしれません。

 

前日の夜に夜間航行灯が点かないことに気付きました。

これは釣行の翌日である23日に修理をするのですが、この日は夜間航行不可です。

現地着はAM4:00。

ステキチさん、たーさん&ミーサンが準備中でした。

宮ちゃんの車があって、程なくあひさんがさぶろく丸を背にハイエースで登場。

準備終了間際に遅れてお初のBigさんも登場しました。

後で海上にてタダノさん、もう一艘のNEO390にもお会いしましたので、

土曜日としてはまずまずのメンバーでしたね。

 

一足先に出航したあひさんのさぶろく丸を一気に追い越し、一足先にポイントに到着です。

朝は比較的波が穏やかでした。風は北東からで予報よりは強いかな、程度。

この日も前週に引き続き西のポイントを目指します。

春のこの時期は例年トップで大物が上がりますので、

今年まだ実績がないキャスティングからスタート。

いかにも釣れそうな海の色と波。

ただしシャローはほとんど潮が流れていませんでした。

ボートもほとんど動きません。

頑張って投げ倒しますがノーチェイス。1時間ほどでキャスティングは諦めました。

 

続いて西の深場、ジグング実績ポイントに移動します。

沖は潮が西から東にけっこう流れていました。

風は北東からなので潮とは逆です。

この日は風が勝って、ボートは北東から南西、岸寄りから沖側に向かって流されます。

ようやくここにベイトがいました。

この日のベイトは、どの海域でも水深60~80mの間にいました。

60m未満の水深では、単発的にベイトがいる場所はあっても継続しませんでした。

気合を入れてしゃくるI君。

来週八丈島遠征を控えているI君、予行演習にと260gのジグと5.5フィートの硬調ロッド持参です。

このタックルで水深70m以上ですから、体に来ますね。

少し心が折れかかったころに、I君にファーストヒット!

「あたった!」

大きくアワセを入れます。

フッキングしたか、というリアクションの後に、

「あれっ?」

おそらくがっつりジグに噛みついたのですが、

260gのロングジグがでかすぎてうまくフッキングしなかったようです。

 

AM8:00、またしてもI君にアタリ。

水深は71m。

ご覧のような好反応の中でした。

「よしっ!」

今度はちゃんとフッキングしたようです。

でも、

「あれ?あれれ?」

「どうした?」

「…全然引かない。」

ナイスサイズのバーサーでした。

軽く40cmオーバーです。

260gのジグがでかすぎてわかりづらいですが…。

魚探の反応は魚サイズから考えてサバではありませんね。

ベイトを追って大きなサバが迷い込んだ感じでしょうか。

 

その後80m以上の水深まで探り続けますが…、

魚探の反応とは裏腹にアタリはゼロ…。

ちなみに水温ですが、

ん?14.8度?

またぐっちゃんの魚探の水温計が狂っているのか?

後からたーさんやステキチさんに確認したところ15度なかったとのことだったので、

どうやら今日の魚探水温計は正しかったようです。

2日前のsaiさんの情報では、水温は16.5度だったとのこと。

つまり、2日で2度近く下がったということになります。

どうやらこれが、ベイトがいるのに食わない原因か?

 

少し浅場に移動しました。あひさんが先週ヒラメを釣ったポイントです。

ここに、

泳がせの魔術師、ステキチさんが電動ジギング&電動タイラバでウィーンウィーンとやっていました。

ベイトの方は、

ここは浅いのにいますね。さすが、ステキチさんはポイント選びがうまいです。

ここでしばらくステキチさんと一緒に60m過ぎまで流しましたがやはり不発。

 

ここで、I君が信じられない一言を言いました。

「さ、寒いっす…」

最初にも書きましたが、この日の最高気温予報は15度です。

曇りなので日は出ていません。

風は予報よりも強く、この時間には5~6m/sは吹いているでしょう。

 

そして、4枚前のサバを釣り上げたI君の写真を見直してみると、

この男、素足にクロックスのサンダルです。

写真ではわかりづらいですが、上半身もかなり薄着。

ぐっちゃんはレインウエアの下にトレーナーを着ていましたので寒くはなかったのですが、

I君、寒さで戦意喪失です。

「一時帰港するか?」

「いえ、続けるならそのまま移動しましょう」

I君はいそいそとスターン側の生簀の上に座り込みました。

ここで西側を諦めていつものジギングポイント方面へ移動します。

時間はAM9:30。

既に東風が強くなっていたために、東側に移動するのは波に向かって進むことになります。

時速10~15kmほどで進みますが、それでもこのスプレー。

風が斜めから吹いているときは、その風にスプレーが乗って体にかかります。

さすがにNEOと言えど、風があるときは濡れますね~。

いつものポイントに着くころにはレインウエアがびしょ濡れでした。

 

寒い中で移動中寝入ってしまったI君、ちょっと心配になって、

「おい、これ飲めよ」

とぐっちゃんがステンレスボトルに入れてきたホットカフェオレを飲ませました。

矢印のステンレスボトルです。

「おー、暖かい!復活しました」

暖かい飲み物が冷えに最も効果的である事が証明されましたね。

 

水深50mから流し始めました。

ベイトはいますね。

ただ、場所によってムラがあり、水深60m以上で安定する感じです。

なかなかアタリはありません。

時間はAM10:50。

水深60m余、着底して3しゃくり目くらいで、

「ココンッ」

とアタリました。

「おー、やっと来ましたか!まさに粘り勝ちですね!」

「おう!来るには来たけど…」

「何ですか?」

「すごい暴れるんだけどドラグ出ないし、重量感がいまいち…」

「へー、何ですかね?」

そんな会話の中、上がってきたのは、

「おめーじゃねーし!」

80cmクラスのサワラでした。

実は尾の近くにスレがかりしていました。

それで、サワラとは思えないパワーを感じたわけですね。

何とかボウズは逃れましたが、釈然としない釣果でした。

このサワラ、リリースしようか考えましたが、

こいつの顔が思い浮かんだので持ち帰ることにしました。

 

この後またしても長い沈黙が来ます。

I君、かなりだれてきてバウレールにもたれかかって寝てみたり…。

正午が近づき、ぐっちゃんもかなりだれていました。

水深50mラインまで戻り、また沖に向かって流し始めますが、魚探の反応がイマイチです。

I君はすぐ後ろの生簀の上で寝ています。

やっと魚探にけっこうな反応が出て、ぐっちゃん1人でジギング再開です。

「ゴンッ」

底から5mくらいで激しいアタリです。

「おおっ!きた~!!」

がっちりフッキング。

ずしんと来る重さがロッドに伝わります。

横にいるI君に、

「おい、かかったよ、ネット用意して!」

「ふにゃふにゃ」

「おい、起きて!釣れたよ」

「ふにゃ?」

「だからかかったって!」

「へ?おいら寝てませんよ、ぼーっとしてただけです」

「あれ、なんでファイトしてるんですか?」

この男、大嘘つきです。

どう考えても寝てたでしょ、あんた(爆)

何?そのふにゃふにゃって!

可哀そうだから起こさないようにこっそりジギングしたんですよ。

かけた瞬間大きそうだと思ったのでI君を起こしました。

そしてドラグが出て…、

 

出ません。ドラグは全然出ません。

最初にかなり暴れたのですが、その後トーンダウン。

やたら重いですが、引かないんです。

「あれ~、また変なのかけちゃったかも」

そして敵が水面に…。

「おめーじゃねーし!part2」

なんとロングジグで65cmクラスのヒラメゲットです。

これはちょっと嬉しいかも。

 

さらに5分後、

I君はバウに移動しましたが、まだ寝ぼけているようで水分補給しながら休憩中。

「ガンッ!」

またしてもぐっちゃんにアタリ。

この日一番のファイトです。

「これは間違いなく青物!」

「やっと来ましたね!」

けっこう暴れますが、その割にはドラグが出ない…。

まさか…、

「おめーじゃねーし!part3」

この時期に信じられませんがショゴでした。

 

結局このヒラメとショゴが釣れたわずかな時間が時合いでした。

その後はまた静かな海へ…。

ぐっちゃん、とりあえず3種釣ったので余裕の休憩。

寂しげなI君の後姿。

けっこうな時間寝ていたとはいえ、260gのジグが筋肉を蝕んだようです。

上げ止まりのPM1:00にストップフィッシング。

I君、サバ1匹→リリース

ぐっちゃん、サワラヒラメショゴ

この差は、寝ていたか、しゃくり続けたかの差でしょう。

ぐっちゃんはI君の倍近く釣っていたはずです。

 

帰航すると、あひさんは既に尻尾を巻いて?退散した後でした。

タダノさんもステキチさんも惨敗。

ミーサンのタイラバにもアタリが無かったそうですから、相当厳しい海でした。

ステキチさんにショゴを押し付けて、サワラとヒラメをお持ち帰りです。

平均的な移動距離でした。

想像よりも波があったので全開走行はできませんでした。

最高速は帰航直前に一瞬出しただけで、ほとんど10~20㎞/hで走行しました。

 

なんとなく魚を釣っているので記事は書けましたが、

よく考えればヒラマサ開幕宣言という当初の目標はトホホでした。

うーん、I君との負のスパイラルコンビが問題なのか、

一気に水温が下がった海況が問題なのか…。

この厳しい海で、魚の顔を見ただけで良しとしましょう。

 

お土産的には明らかにヒラマサやワラサより喜ばれる組み合わせです。

 

ヒラメの刺身、

今回は珍しくサワラの卵も煮つけてみましたよ。

卵の煮つけの左側にはサワラの塩焼きも見えますね。

写真はありませんが、サワラの刺身、まいうーでした。

刺身の味はサワラ>ヒラメでしたね。

こゆきも久しぶりの魚入りエサで、サワラの素焼きを与えましたよ。

 

残念ながら開幕宣言はできませんでした。

来週は早くもゴールデンウィークです。ぐっちゃんは9連休。

途中法事で帰省しますが、何回か浮くつもりです。

今度こそ開幕宣言したいですね。

その前にもう1本記事を書くつもりでいます。

大した釣果もないのに長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

それではまた おやすみなさい

 

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コメント (18)
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