進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

電気系統のメンテナンス~夜間航行灯編

2017年04月27日 | メンテナンス


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前々回の釣行後、両色灯がスティから外れてコードのみでついていることに気付きました。

赤矢印部分ですね。

前々回に同乗したあひさんが壊したかも…って申告してくれたのですが、

単純に両色灯をスティに固定しているボルトが取れてしまっただけでした。

下側からボルトで絞めてあったのですが、そのボルトはどこかに行ってしまって行方不明。

最初は3ヶ所で止まっていたはずですが、3本とも外れてしまってようやく気付いたというわけです。

両色灯の内側にナットだけは残っていますが、ボルトは無くなってしまっているので、

道具箱にストックされている中からサイズの合うボルトを探し出して流用しました。

残念ながらサイズの合うボルトが2本しか見つからず、3ヶ所のうち2ヶ所だけでの固定です。

あっさり復活したので、そのまま放置していました。

ところが前回釣行の前日に夜間航行灯が点くか確認してみたところ、

両色灯とマスト灯、どちらも点きません(昼間の写真を使っていますが、実際は前日の夜中の事でした)

両色灯を修理するときに何かやらかしたかと、再度外して付け直してみましたがダメ。

スイッチに問題があるのかと一度外してみたものの、

夜中だったために再生できなくなるのが怖くて断念。

前回釣行は夜間航行灯無しでのチャレンジとなりました。

 

釣行から帰った翌日の23日日曜日、本格的に調査開始。

青矢印のスイッチを分解します。

 

ちなみにぐっちゃんが記憶しているスイッチの配置は上の通り。

メインスイッチを入れなくても夜間航行灯は点灯するので、

起動用のメインバッテリーではなく、

I-pilot用のボイジャーバッテリーから電気を取ってると思っていました。

 

カバーを外し、ネジを取って、

配線を引きずり出します。

構造が全く分からず手探りでチェックします。

うーん、取説もありませんし、ホントよくわからん。

どこにどの線が接続していたかちゃんと覚えておかないと後で後悔しそうです。

配線を調べていくうちに、最初の思い込みが間違っていると気づきました。

どうも、このスイッチにはボイジャーではなくメインバッテリーから電気が来ているようです。

メインスイッチを介することなく、直接配線を引っ張っているので、

メインスイッチがOFFでも夜間航行灯が点いたんですね。

分解してはじめて気づきました。

そして青の矢印部分。

どうもこいつが怪しい。

小さな赤いBoxが2つあって、右2つのスイッチ、左2つのスイッチにそれぞれ電気を配給しています。

そして、スイッチのランプが点かない(通電していない)のは右2つだけ。

つまり、マスト灯と両色灯だけが点かないで、DC電源には電気は行っているんです。

果たしてこの赤いBoxはなんぞや?

詳しい人はもうわかっているでしょうが、ヒューズなんですね。

つまり、右側のヒューズが切れて、左側は生きている、と。

どうせ右側2つしか普段は使わないんだから、暫定的に右と左を入れ替えちゃえ、と

配線を入れ替えてみたら、予想通り夜間航行灯が両方とも点きました。

よっしゃ、応急処置完了、と思ったのもつかの間、

夜間航行灯を何度か点けたり消したりしているうちに、また点かなくなってしまいました。

4つのスイッチすべてが死んでしまったんです。

入れ替えた方のヒューズも飛んでしまったんですね。

 

船舶用の配線のヒューズなんて売ってるのか?と思いながらも、

漢のオアシス、ホームセンターへ。

ヒューズのコーナーをくまなく探しましたが、このBoxに入れることができるヒューズは見つからず。

諦めて帰ろうか、銅線でヒューズ無しで通電させてやろうかと考えました。

最後に寄った車用品コーナーで、

見つけてしまいましたよ、これにはまるヒューズを!

 

どうやらこのNEOは車用の配線を流用していたようです。

当然ヒューズも車用でバッチリ。

切れたヒューズは色から推測するに15A。

もちろん経年劣化もあったでしょうが、同じ規格を買ってきてまた飛んでも面白くないので、

20Aと30Aを買ってきましたよ。

2つ買っても300円くらいなので、予備として持っていてもいいかな、と。

で、20Aの方のヒューズを入れてみました。

 

見事にすべての回線に電気が通りました。復活です。

カバーをつけて、スイッチも元通りに。

配置は元のままなので、右から両色灯、マスト灯、DC電源、そして空です。

 

これらは全て船外機始動に使われるメインバッテリーから電気が供給されます。

HONDEXのプロッターもメインバッテリーからです。

ボイジャーバッテリーはI-pilotとKODENの魚探だけなんですね。

電気系統は触ってみないと全然理解できないものですが、

今回のメンテナンスでどのような配線になっているかがわかりました。

舷の内側を通って後方物入れのメインスイッチを経由する電気系は、

簡単に自分でメンテナンスはできませんが、

それ以外は何とかなりそうです。

トレーラブルボートはマリーナ艇と違ってメンテナンスしてくれる人がいませんから、

こんな感じで手探りで修理しながら、少しずつ経験値を上げていくんでしょうね。

 

次から次へとメンテナンスが必要になるボートとトレーラー。

でも、手がかかるほどかわいいとも言えそうです。

なんとか夜間航行灯復活しました。

今週末、現段階では強風予報で厳しい感じですが、どうなりますか。

浮けたら今度こそヒラマサゲットしたいですね。

 

それではまた おやすみなさい

  


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コメント (14)
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