極洋水産さんのご厚意で、海まき船の第五わかば丸の見学をさせていただきました。
http://www.kyokuyo-suisan.co.jp/service/makiami.html
港内を移ってきたため、係留作業を終わるの少し待ちました。
が、この日は急に寒くなって軽装できた生徒たちはこんな感じに...
乗船すると、ブリッジに案内してもらい、航海士の方が機器類を説明してくれました。
事前に「質問は考えておいて」と生徒に言ってありましたが、次々に質問噴出。
と言うのも、この航海士の方、カツオ一本釣り船や近海まき網も経験された大ベテラン。
海まき以外のこともお答えくださいました。
「金は稼げるけど、若いうちから遊んで散財しないように」
と言うご注意もありました。
時間関係で、途中で質問打ち切りました...
船上には2000m以上もある網や、クレーンなどが装備されています。
船内にはプロレスラー並の体格をした外国人船員もいて(しかも、寒いのに上半身裸!で筋肉見せつけられました)生徒もタジタジでした。
機関室、冷凍する魚槽、船員の部屋まで、ぜんぶ見せてもらいました。
再来週から始まる遠洋航海実習の終了時までに生徒は就業する漁業を決めてもらいます。
今回の見学は大変参考になったようです。
憧れの船に乗れると良いね!
【海まき船】
海まき協会に所属する海まき船は全部で31隻です。
http://www.kaimaki.or.jp/
漁船では最大級です。
船によってはカツオを探すヘリコプターも搭載しています。
近海まき網と漁法は同じですが、今回の見学でも
「海まきはアメリカ式なので網を巻き方が近海まき網とは逆」
と説明がありました。
海まきは反時計回りで、近海は時計回りです。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/h24_h/trend/1/zoom_p063.html
また、他国の排他的経済水域で操業するため、入漁料を支払ったり、その国の外国人を船員として雇う必要があります。なので、外国人も国籍が豊富です。
漁師は実力の世界なので、給料が良ければ、それに見合う働きを求められます。できなければ解雇です。
逆に言えば、学歴に関係なく実力で勝負できるのが漁業です。
がんばって見たい人は学園にGO!!