来週から始まる遠洋航海実習。
実習船も当直があります。
学園生徒は全員が航海と機関の当直を行います。
今回は、機関専攻の生徒が航海専攻の生徒に機関当直のやり方を教えました。
監視するのは、主機関のエンジン以外にも、補機関の発電機など対象物多数です。
どんなメーターが、どこにあって、どう読む...知っておくことが多数あります。
もちろん乗船中に、水産高校の担当船員が指導してくれます。
しかし、学園生が大型船での実習は1回だけです。
予習することで、実習の習熟度アップを期待です。
【当直】
漁船に限らず大型船は、出港したら24時間の活動です。
航海(操船)も機関も、当直が見張りを行います。見張りなのでワッチ(Watch)と呼びます。
ブリッジで行う航海士のワッチと、機関員が担当するワッチがあります。
商船の場合、出入港時は全員で対応。
船が走っている時は、0~4時、4~8時、8~12時、12~16時、16時~20時、20時~0時の4時間勤務が1日2回です。
ただし、漁船は違います。
理由は漁労作業があるから。
ワッチの時間は船によって違いますが、2~3時間で1日1回の場合も。
その代わり、漁労作業は全員で行う訳です。
「商船はワッチばかりで退屈」という理由で漁船に移る人もいます。
園長のつぶやき
午前中に学園入学資料の請求がありました。
この時期でも自分の進路に迷っている人もいますよね。
そんな人は学園に!
...とは言いません。
船に乗れば、船酔いもするし、テレビやスマホもダメ。
食事も自分な好きな物だけを食べることもできません。
陸上の仕事と違う苦労があります。
「それでも!」
ってチャレンジャー!
待っていますよ。