静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

びん玉網込み

2017年01月23日 13時09分37秒 | 実習

乗船実習のカツオ釣りをYouTubeに追加アップしました。
ぜひ、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=esPwYgeCKyc
いつも、背後からの映像ですが、今回は横からの撮影。
これは、珍しい映像だと思いますよ。

実習船やいづに乗船しているとき、水産高校の専攻科生とびん玉網の作り方を教わりました。
せっかくなので、本物のびん玉を使って網込みとほどき方を実習しました。

全体を覆うので、玉の固定だけでなく、ガラスを保護する役割もしています。
ガラスなんで、割れますもんね。
まずは、ほどき方から。

そして、編み上げていきます。
底の部分から作ります。

現在は樹脂製のブイが主流なので、びん玉を使う機会も減りました。
簡単な編み方ですが、保護する場合に便利です。
現在でも、びん玉以外の場所で使われています。
ネットで編み方が紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=V4YpX-N_qiU
https://www.youtube.com/watch?v=PjUzbz6n2VI


【びん玉】
びん玉は、名前のとおりガラス製の浮き(ブイ)です。
ブイは、明治時代まで木製だったようです。
それがガラス製に変わっていきます。
海で使っても腐らないことと、強度があるためでしょう。
私が幼少時代には、港にびん玉がたくさん置かれていました。
今は樹脂製となり、コストダウンと軽量化を果たしました。

 園長のつぶやき
就職先との面接は順調に進んでいます。
定置網に就職する生徒は、一泊二日で体験を兼ねて面接を受けてきました。
さて、面接先の社長さんから
「うちの船員を、学園で1年勉強させたい」
と言うご相談をいただきました。
もちろん、30歳以下で、入学試験を受けていただく必要はありますが学園としては歓迎です。
実際に漁船に乗っていても「現場で仕事を覚えると言っても、基本的な理論を勉強すべき」とのお考えです。
業界は、幹部となれる優秀な人材を求めていることを再確認した次第です。

コメント
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