ことしの11月は、前半が「秋」、後半が「冬」と、きれいに分割されてしまったみたいだ。
連日、真冬のような寒さがつづく。
都心では、それほどでもないけれど、自宅の周囲は、かなり雪が積もっている。
22日は朝から晩まで仕事のため、帰り際、東急画廊(さっぽろ東急5階)に寄ったのみ。
旭川の大谷夫妻の染色展。近年はわりと抽象的なデザインの多かった大谷泰久さん、今回は、オヒョウなどの魚を大きくあ . . . 本文を読む
佐野さんの絵は、ことしの道展でも見た。
今回の個展にも出品されていた「絹糸の夜を紡ぐ」という作品だ。
だけど、そのときは、正直なところ、それほど強い印象は残らなかった。
むしろ、人間の描き方が中途半端なように感じられた。
今回の個展は、ギャラリーでは初めてのもので、ちょっとした回顧展のようになっている。
全体を見て、この絵はいわゆる人物画ではなくて、いろいろな色が飛び散っている背景も含 . . . 本文を読む
「水彩」の名を掲げた全国的な公募展は筆者の知っている範囲では、日本水彩画会と水彩連盟の二つがあります。
前者は以前から北海道支部展を毎年夏にひらいており、道展の水彩部門とかなり出品者がだぶっていますが、水彩連盟のほうは、事実上昨年から道内での支部展覧会が始まりました。
画風でいえば、水彩画会に抽象の描き手がいる一方で、連盟のほうに写実を描く人もいますから、いちがいには言えないのですが、アクリ . . . 本文を読む