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山の手沢

2008年05月31日 20時59分20秒 | さっぽろ川あるき
 西区山の手の「倫土(ろんど)」にはこれまでも何度か訪れていたが、裏手に小川が流れているのを、今回初めて知った。
 倫土の1階はちいさな喫茶スペースになっており、そこにテラスもあって、階段をおりて川べりへといけるようになっている。なんだか、ギャラリー門馬とよく似た感じの小さな谷だ。
 ただし、倫土の裏が、川の事実上の最終地点で、地下の水路へと流れがもぐっていくのが、間近に見える(画像左手)。

 川は、三角山の北東の山すそに端を発し、「札幌育成園」や「琴似平和学園」のそばを流れて、倫土の裏で下水となる。
 古い地図で等高線を見ると、どうやら旧国道5号のジェイアール北海道バス営業所やシャープのオフィスがあるあたりで、琴似川に合流していたようだ。ただし、昔から地上を流れていたかどうかの証拠は筆者の手元にない。ここも小さな扇状地として、昔からいったん地下にもぐっていた可能性も捨てきれない。

 このほか、琴似川には、現在のポリテクセンター(二十四軒4の1)附近に発していた「琴似八軒川」など、左岸に流れ込む細かい支流も、けっこうあった。
 もっと上流(宮の森2の12以南)までいくと、琴似1号川、琴似2号川など、いまも多くの支流が注いでいるのを、目にすることができるのだが。





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2 コメント

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「札幌川あるき」に期待 (シュンタ)
2008-08-27 08:55:38
 偶然に貴ブログに行き当りました。
川への思いは私も同感です。人は川とともに生きて
います。過去から現在、そして未来へ。
人と川の関わりに興味を持って歩いています。

 それにしても「北3条川」などをご存知とは
ただものではありませんね。今回の「山手沢」と
いう地名は実際にあるのでしょうか、初耳でした。
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正式名称は「山の手沢川」です (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2008-08-27 20:48:32
シュンタさん、はじめまして。

川の名前は、札幌市が発行している地図に基づいています。

何十年か前に国のお達しがあって、川にはすべて「川」という名をつけることになったのですが、考えてみれば「●●の沢」に「川」をつけるのは意味のないことです。いかにもつまらない役人が考えそうなことです。なので、わたしは「●●沢」には、不自然でないかぎり「川」を付さないことにしています。

なかなか本業が忙しくて、川めぐりができませんが、今後もおつきあいください。
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