動物を擬人化した彩色の木彫を制作するとともに、それを撮影した写真などを同時に展示して、独特の空間をつくり出す北広島の山本祐歳さんは、年1、2度、個展をひらいています。
今回は、新作の木彫は2体。いずれも、前回と同様、縦に細長い作品です。会場の、左半分は旧作が並んでおり、「展覧会は新作で」というこだわりのあまりない人です。
冒頭の画像は、新作のひとつ「月ヲ觀ル【馬/アラブ】」「日月ヲ觀ル【馬/ブーロンネ】」の頭部です。
「觀(観の正字)る」というのが、今回のテーマ。
木彫の背の壁には、氷が溶けていく過程を写した10枚のモノクロ写真「ice is m e l t i n g …water」が展示されています。
画面が正方形なので、一瞬ポラロイドかと思いましたが、じつはデジタルカメラで撮影したものを加工したのだそうです。
また、左側の床の上には「両手で包むように持ってみて下さい」という指示の記された木彫4個が並んでいます。「触レテ觀ル【願フカタチ】」という題です。
丸っこい木のかたまりを両手で持っていると、気分が落ち着いてきて、だんだん眠たくなってきました。
表面はオイルで処理されているのでとてもなめらかで、いい香りがいつまでもてのひらに残ります。
さらに、近くの壁には「解(ほつ)れる光」という、緑に金を混ぜた抽象画も展示されています。
木彫だけではない「多方面作戦」が展開されているようです。
もう1点の新作「日ヲ觀ル【馬/ブーロンネ】」「月日ヲ觀ル【馬/アラブ】」。
縦長なので、3つの部分に分けて撮影してみました。
動物と、植物と、建築が一緒になったような作品です。
とりわけ、根元の部分が家みたいになっているのは、山本さんの作品でも、これまでになかったユニークな趣向です。
これは背中から見た図。
いずれにせよ、山本さんの作品は、ivoryの白い空間に合っているように思えました。
08年5月27日(火)-6月1日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)
HOKUSEN GALLERY ivory(中央区南2西2 NC HOKUSEN ブロックビル4階 地図B)
□公式サイト http://www10.plala.or.jp/metamor/
■Metamoric Animal グレイの内から(07年11月)
■metamoric animal XI wood carving “Tasting”&“BAZAR” (07年3月)
■山本祐歳 Metamoric Animal X(06年)
今回は、新作の木彫は2体。いずれも、前回と同様、縦に細長い作品です。会場の、左半分は旧作が並んでおり、「展覧会は新作で」というこだわりのあまりない人です。
冒頭の画像は、新作のひとつ
「觀(観の正字)る」というのが、今回のテーマ。
木彫の背の壁には、氷が溶けていく過程を写した10枚のモノクロ写真「ice is m e l t i n g …water」が展示されています。
画面が正方形なので、一瞬ポラロイドかと思いましたが、じつはデジタルカメラで撮影したものを加工したのだそうです。
また、左側の床の上には「両手で包むように持ってみて下さい」という指示の記された木彫4個が並んでいます。「触レテ觀ル【願フカタチ】」という題です。
丸っこい木のかたまりを両手で持っていると、気分が落ち着いてきて、だんだん眠たくなってきました。
表面はオイルで処理されているのでとてもなめらかで、いい香りがいつまでもてのひらに残ります。
さらに、近くの壁には「解(ほつ)れる光」という、緑に金を混ぜた抽象画も展示されています。
木彫だけではない「多方面作戦」が展開されているようです。
もう1点の新作
縦長なので、3つの部分に分けて撮影してみました。
動物と、植物と、建築が一緒になったような作品です。
とりわけ、根元の部分が家みたいになっているのは、山本さんの作品でも、これまでになかったユニークな趣向です。
これは背中から見た図。
いずれにせよ、山本さんの作品は、ivoryの白い空間に合っているように思えました。
08年5月27日(火)-6月1日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)
HOKUSEN GALLERY ivory(中央区南2西2 NC HOKUSEN ブロックビル4階 地図B)
□公式サイト http://www10.plala.or.jp/metamor/
■Metamoric Animal グレイの内から(07年11月)
■metamoric animal XI wood carving “Tasting”&“BAZAR” (07年3月)
■山本祐歳 Metamoric Animal X(06年)
掲載ありがとうございます!・・・が、
馬の種類が入れ違っています~~~
そこはこだわっておこうかと!
よろしくお願いします!
どうもすいません。左と右の区別がつかないとは、まるでオバQです。m(__)m
あと、筆者は、個展では新作ばかりを発表しなくてはいけない-などと考えているわけではありません。
むしろ逆で、以前の作品もあったほうが、その作者の軌跡みたいなものが見えておもしろいと思います。ずーっと見てきている人ばかりではないわけですし。
まあ、そこらへんは、作者の考え方しだいだと思います。
こんがらかってしまいましたよね・・・
なので、下記に記します
冒頭画像の芦毛の馬の作品
「月ヲ觀ル 【馬/ブーロンネ】」
分割で撮っていただいた作品は
「日ヲ觀ル 【馬/アラブ】」
・・・以上でした!
やないさん、おっしゃるように
前の作品はなるべく一緒に出したいと思っています
私の作品の性格もあるのかもしれませんが
「前、見たあの作品に出会えた」と
喜んでいただける方もいるし
そしてご指摘の軌跡の部分もみえますよね!!
そんなことで!またご面倒かけます!!
お伝えの仕方に反省しつつ・・・
ありがとうございました!!
いかんですね。
これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。