今週の水曜からまたまた仕事の内容が変わった。
ひらたくいえば「先生」をやっている。
他の部署から異動してきた3人に、新聞のつくりかたを教えているのである。
3人とも記者としては優秀だし、物覚えもいいほうなので、ストレスがたまることはない。しかし、これまでとはまったくちがう種類の仕事について、膨大な約束事を教えなくてはならない。
教える方は、そういう約束事は28年前におぼえたので、どうやって習得したのか、完全に忘れている。
マニュアルは簡単な冊子しかないし、カリキュラムや教材は自ら作り出さなくてはならない。
いろんなことを同時並行でおぼえていかなくては、紙面づくりはおぼつかない。前回プラトンを説明したからきょうはアリストテレス-というのとは、わけが違うのだ。
考えてみれば、新聞社の編集部門のデスクというのは、美術の先生と似ていると思う。
それぞれが絵筆を執っている間、先生はてきとうに机の間を歩き回って、完成後おもむろに作品を検分する。
それと似て、各面の担当者に原稿をわたしてから紙面ができてくるまでの間は、タイムラグがある。
もちろん、できてきた紙面が
「あっちゃー」
というものであれば、フルパワーで手直しにかからなくてはならないが、逆に、出来の良い後輩が手がければ、こちらはとても楽である。
しかし、いまわたしが相手にしているのは、この職場での言語がほとんど通じない人たちである。その人たちに、言語の手ほどきをしなくてはいけない。
したがって、もうすこし慣れてくれば、だんだん楽になると思うのだが。
とにかく、最大級にくたびれた。
もっとも、生徒たちは、おぼえることが山のようにあるのだから、先生以上に疲れているに違いない。
先生も、がんばらなくっちゃ。
人に教えるって作業は本当に大変ですよね^^;
僕も某大学で教授のアシスタントをやっている時、
学生に教えながら、色々と教わった事を思い出しました^^;
せんせぇ~!!!!
がんばれぇ~~~!!!!!
ふぁいとぉ~~~^▽^/
私も現在、疲労困憊なので、タイトルに共感しました。
自分が手順的でない形で習得してきたことを、伝授するというのは非常に難しいような気がします。
昔は先輩の「憶えろー」の一言で、色々なことを暗記してきたこともありましたからね。
いつもありがとうございます。
>人に教えるって作業は本当に大変ですよね
ほんとに、これからは、あまり先生をバカにしないよう自重するようにします。(^_^)
>自分が手順的でない形で習得してきたことを、伝授するというのは非常に難しいような気がします。
そのとおり!なんです。
こちらの教え方も手順的ではない形にならざるをえません。
場数をたくさん踏ませて「とにかく覚えろ」です。
私は大人の方に絵の個人教授してるのですが、初めにぶつかってしまい・・・
教育者を指導する資格(だったかな?)を持った友達に相談したら、
「自分が習いたいように教えろ」だそうです。
分かったような、分からないような???
私は趣味を教えているからいいようなものの、お仕事は特にむずかしそう!
それにしても、雪の結晶についての感想を誰も言ってくれないのが、ちょっとさびしかったりします。
(教える方の)
成人の学習に最も有効とされていますものね。
素晴らしい経験ですね。
もっとも、わたしが教えていることは、一般世間ではほとんど役に立たない技術です。