・江戸名所 梅屋舖の図
火の付いていないろうそく、鉢など、いろいろなものが描かれている。女の着物は、琴と菊の模様。なかなかおしゃれだ。
ところで、梅屋舗といえば、京浜急行線の駅(大田区)を思い出す人もあるだろうけど、品川からはるか南の地名がここに出てくるとは考えにくい。
これは、広重が名所江戸百景でとりあげた亀戸(かめいど。江東区)の梅屋舗ではないか。
ファン・ゴッホが模写した絵だといわれれば、なるほどと思う人も多いだろう。
複雑な枝ぶりの梅があることで知られ、多くの花見客でにぎわったが、明治期に廃園になったらしい。
梅屋舗は、この地図の「光明寺」の少し南側にあったらしい
・「江戸自慢 両国夕涼」
水色のゆかたを着た美女が、胸元をはだけ、帯も解け気味というセクシーな1枚。
ひざを立て、ひじをついて、床にねそべっている。
両国はいまでも納涼花火で有名。
この絵でも、こま絵の中に花火らしい赤い線が描かれている。
当時から、夏はたいへんなにぎわいだったという。
・「当世三十弐相 しばいが見た相」「当世三十弐相 たてひき相」
色が鮮やかで、とても150年以上前の印刷とは思えない。
茶色に近い黄色や、青、紺などさまざまな濃さの青を駆使して、複雑な発色を見せている。
また、鬢の1本1本までが丁寧に描かれ、当時の印刷技術の水準の高さには、うなるしかない。
12月13日(水)-2007年1月28日(日)
道立近代美術館(中央区北1西17 地図D)
これくしょん・ぎゃらりぃの2階から入れば無料です。
火の付いていないろうそく、鉢など、いろいろなものが描かれている。女の着物は、琴と菊の模様。なかなかおしゃれだ。
ところで、梅屋舗といえば、京浜急行線の駅(大田区)を思い出す人もあるだろうけど、品川からはるか南の地名がここに出てくるとは考えにくい。
これは、広重が名所江戸百景でとりあげた亀戸(かめいど。江東区)の梅屋舗ではないか。
ファン・ゴッホが模写した絵だといわれれば、なるほどと思う人も多いだろう。
複雑な枝ぶりの梅があることで知られ、多くの花見客でにぎわったが、明治期に廃園になったらしい。
梅屋舗は、この地図の「光明寺」の少し南側にあったらしい
・「江戸自慢 両国夕涼」
水色のゆかたを着た美女が、胸元をはだけ、帯も解け気味というセクシーな1枚。
ひざを立て、ひじをついて、床にねそべっている。
両国はいまでも納涼花火で有名。
この絵でも、こま絵の中に花火らしい赤い線が描かれている。
当時から、夏はたいへんなにぎわいだったという。
・「当世三十弐相 しばいが見た相」「当世三十弐相 たてひき相」
色が鮮やかで、とても150年以上前の印刷とは思えない。
茶色に近い黄色や、青、紺などさまざまな濃さの青を駆使して、複雑な発色を見せている。
また、鬢の1本1本までが丁寧に描かれ、当時の印刷技術の水準の高さには、うなるしかない。
12月13日(水)-2007年1月28日(日)
道立近代美術館(中央区北1西17 地図D)
これくしょん・ぎゃらりぃの2階から入れば無料です。