北海道美術ネット別館

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2016年5月24日は7カ所

2016年05月26日 23時20分38秒 | つれづれ日録
 土曜の代休で仕事は休み。

 旅から帰ってきたばかりなのに、旅に出たいと思った。
 小さな旅でいい。市内で何カ所もギャラリーをせわしなく巡るよりもちょっと遠出したい。そういう気持ちが募って、バスに乗った。

 福住駅で、北広島駅行きのバスが来るまで30分も時間がある。ふと思い立って、六花亭福住店の喫茶室に行き、福崎翼 NEON LIGHT IN THE DAYTIMEを見た。動物が宝石などできらびやかに着飾っているさまを写実的に描いた、ふしぎな鉛筆画だった。最近、鉛筆画ってはやっているのだろうか。

 福住駅バスターミナルから、北広島駅行きの中央バスに乗り、竹山で降りる。
 もうひとり、降りた女性がいて、めずらしいなーと思っていると、筆者と同じく「黒い森美術館」へ入っていった。
 黒い森美術館では古林玲美 銅版画展 mosaic-種-を見た。リアルの古林さんにひさしぶりにお会いした。
 mosaicシリーズはやはり楽しい。

 先ほど降りた停留所に戻る。
 北広島駅行きのバスは12分も遅れてやって来た。

 北広島から快速エアポートに乗る。
 札幌までぼーっと車窓を眺めて、札幌駅では改札口から出ずにエキナカでそばを食ってから、区間快速「いしかりライナー」に乗車。終着の岩見沢まで向かう。

 岩見沢では「絵画ホール・松島正幸記念館」に行く。
 あまりよく知らない地方都市をぶらぶら歩くのは、気分がよい。

 途中、旧西友ビルの向かい、「まちなかギャラリー」なる屋外の展示場で、書展(岩見沢書道連盟役員作品展)が開かれているのを発見。とはいえ、北海道の地方都市って、歩行者がほんとに少ないんだよなあ。

 記念館では、松島の絵画展と、「金渕浩之×菅原美穂子パステル画展」を見た。

 恥ずかしながら、ここに来たのははじめて。
 客はほかに誰もおらず、とてもあずましく(=快適に)絵画鑑賞のひとときを過ごした。建物は古く重厚で。係員もフレンドリーで、なかなか良い感じである。

 出入り口の「ご自由にお持ちください」コーナーに、ちらしなどに交じって、箱入りの豪華な「松島正幸画集」も置いてあったので、驚いて確認したら、タダで持ち帰って良いとのこと。あとで奥付を見たら、定価2万円とあった。
 あと4、5冊なので、早い者勝ちです。

 帰りは「市民会館前」から中央バスの都市間高速バス「いわみざわ号」に乗る。
 JR岩見沢駅よりも近いし、15分間隔で走っていて、しかもJRより安い。

 札幌に戻ってきたら、まだ少し時間があるので、通常のギャラリー巡り。
 札幌時計台ギャラリーで北の日本画展など
→さいとうギャラリーで澁谷美求銅版画展など
→三越で北川智浩作陶展など

 交通費はいくらかよけいにかかってしまったけれど、たまにはこんな日もいいもんだ。
 そう思って、帰路についた。


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