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ブロニスワフ・ピウスツキ像、ふたたび―白老日帰りの旅その7

2024年07月27日 19時30分39秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 この胸像については、2020年の「第162回直木賞の川越宗一さんが受賞作「熱源」を書くきっかけになったピウスツキの胸像とは」という記事に書いたことがあります。
 詳しくは上記の記事に飛んでほしいのですが、ブロニスワフ・ピウスツキ(1866~1918)はポーランド人です。
 ロシア皇帝の暗殺未遂に連座して逮捕され、流刑先のサハリンでアイヌ民族の肉声を録音し、貴重な記録となっています。
 


 なぜここで再び取り上げるかというと、一つは、2020年に見た際とおなじ場所におなじように立っているのか、それとも移設したのか、自信がもてないんですよね。

 国立アイヌ民族博物館が完成して、まわりの景観があまりに変化してしまったためです。

 たしかなことは、2枚目の画像で、手前に立っている看板は「ウポポイ」オープンを機に設置されたものらしいこと。
 「イイエシカルンテㇷ゚「ピウスツキ」」とあります(ㇷ゚はプの小さな文字)。

 ウポポイの中ではこれに限らず、あらゆる場所でアイヌ語表記がいちばん上に来ています。

 
 上のリンク先で間違っている記述があります。

「この碑や胸像には作者名が刻まれていません」というくだりです。

 次の画像を見ればわかりますが、背面に「友児」としっかり刻まれています。 

 4年前、どうして気づかなかったんだろう? 
 
 

 なお、4年前に見たときには、左となりに松浦武四郎の碑があったのですが、今回は跡形もなくなっていました。

 それも、胸像の位置が以前と変わっていないかどうか、わからなくなっている理由のひとつです。

 前項で「もう1カ所足を運んでおきたいところ」と書いたのは、この銅像ではありません。

 次項に続きます


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