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作家集団「連」展(9月3日終了)

2006年09月03日 23時15分57秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 毎年、大作を制作し続けている小樽のグループ。ことしは9人が出品したほか、アドバイザーの道展会員3人が20号以下の絵を「賛同出品」しています。
 やはり、写実的な作品が大半です。
 中では、高橋晟さん「重機」の力強い描写が印象にのこりました。鉄骨を青で描き、下地のオレンジとの補色関係を生かしています。
 小川智さん「北浜運河」は、春の札幌時計台ギャラリーでの個展で発表済みの作品。この人らしい、明るい色調が特徴です。
 島常雄さん(ググって見ると、昨年の小樽市展で「美術館長賞」を受けた人のようです)「BUBBLES CONTEST」は、背景の倉庫などは写実的ですが、風船を追う人々が空中に浮かんでいるというふしぎな絵です。
 賛同出品の3人の4点は、さすがに道展会員だけにいずれも印象深い作品。松田孝康さん「砂上の棲家」は、ただ古ぼけたビルを描いているだけなのですが、この人がかくと、なんでも不気味な感じになってしまうのがすごいと思います。

 出品作は次のとおり。
新井美代子「室内」
小川智「北浜運河」
奥谷晃啓「切り妻のある風景」
河合幹夫「忍路の漁港」
工藤英雄「在」
佐藤順一「古い漁船」
高橋晟「重機」
村元道男「秋の山寺(天上寺)」
島常雄「BUBBLES CONTEST」
野田恭吾「風華」「層」
松田孝康「砂上の棲家」
古屋五男「小樽港」

8月29日(火)-9月3日(日)10:00-17:00
古屋ギャラリー(小樽市花園4-20-16)

http://www.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E5%B8%82%E8%8A%B1%E5%9C%924%E4%B8%81%E7%9B%AE20-16&ie=UTF8&z=16&ll=43.19019,140.996733&spn=0.006164,0.01766&om=1

■2002年のようす(画像なし)


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