日本七宝作家協会の常務理事などを務めている札幌の堤恭子さんとその教え子による「Group Ten」七宝展も、18年目を迎えました。
大同ギャラリーはメゾネット形式になっている会場なので、上のフロアで「Group Ten」展が、下のフロアで、メンバーである「川原美恵子・村上弘美二人展」が同時にひらかれています。
ことしと来年は、生徒さんの中から希望者を募って、2人展を開催するのだそうです。
例年書いていることですが…。
かつては国松登さん、伊藤仁さんなど、北海道の風土をしっかりと画面に定着させた画家が活躍していたものですが、近年は少なくなってきたような感じがします。
そんななかで、堤さんをはじめとする「Group Ten」の七宝絵画作品は、北方の抒情と、そこに根差す精神性を宿した、ふところの深いものになっていると思うのです。
しかも、七宝の特徴である明るい色彩に頼らず、地味ですがおもむきのある発色に努めている点にも好感が持てます。
冒頭の画像、右から2点目が、堤さんの「沈黙」です。
下のフロアでは、秋霖(しゅうりん)、水面に反射する夕日など、美しい自然とじっくり向き合った作品が目を引きました。
縦に細長い片をいくつも組み合わせるなど、技法も光っています。
2009年10月1日(木)-6日(火)10:00-18:00(最終日-17:00)
大同ギャラリー(中央区北3西3 大同生命ビル3階 地図A)
■堤恭子展 第23回北国抒情詩 -宙-(2008年10月、画像なし)
■第22回 北国抒情詩(2004年)
■Group Ten 七宝展(2003年)
■Group Ten七宝展(02年、画像なし)
■工芸三人展(01年、画像なし)
大同ギャラリーはメゾネット形式になっている会場なので、上のフロアで「Group Ten」展が、下のフロアで、メンバーである「川原美恵子・村上弘美二人展」が同時にひらかれています。
ことしと来年は、生徒さんの中から希望者を募って、2人展を開催するのだそうです。
例年書いていることですが…。
かつては国松登さん、伊藤仁さんなど、北海道の風土をしっかりと画面に定着させた画家が活躍していたものですが、近年は少なくなってきたような感じがします。
そんななかで、堤さんをはじめとする「Group Ten」の七宝絵画作品は、北方の抒情と、そこに根差す精神性を宿した、ふところの深いものになっていると思うのです。
しかも、七宝の特徴である明るい色彩に頼らず、地味ですがおもむきのある発色に努めている点にも好感が持てます。
冒頭の画像、右から2点目が、堤さんの「沈黙」です。
下のフロアでは、秋霖(しゅうりん)、水面に反射する夕日など、美しい自然とじっくり向き合った作品が目を引きました。
縦に細長い片をいくつも組み合わせるなど、技法も光っています。
2009年10月1日(木)-6日(火)10:00-18:00(最終日-17:00)
大同ギャラリー(中央区北3西3 大同生命ビル3階 地図A)
■堤恭子展 第23回北国抒情詩 -宙-(2008年10月、画像なし)
■第22回 北国抒情詩(2004年)
■Group Ten 七宝展(2003年)
■Group Ten七宝展(02年、画像なし)
■工芸三人展(01年、画像なし)