ややこしい話ですが
「北海道陶芸会」
「北海道陶芸協会」
「北海道陶芸作家協会」
は、まったく別の団体です。
もっとも規模の大きいのは北海道陶芸会で、プロの陶芸家が多く参加しています。
北海道陶芸協会は、ダイナミックな作風で知られる下沢土泡さんが会長を務めていた団体で、土泡さん歿後は、息子のトシヤさんが引き継いでいます。留萌、網走管内などに弟子が多くいます。
今回、「北の大地に炎とともに」というサブタイトルをつけた第27回の展覧会をひらいた北海道陶芸作家協会は、学校の教職員とそのOBが多いようです。
筆者は、陶芸作品のよしあしもよくわかりませんが、ざっとこの団体の展覧会を見わたすと、
中くらいの皿や壺が多い
北海道の土や釉薬を取り入れようとしている
というふたつの特徴があるように感じました。
加藤五十和さん(ふし古窯)は旭川の神楽粘土を取り入れていますし、庄内尚さんは野幌の土に炭酸銅をまぜた釉薬と、備前土に禾木目天目と白萩の重ねかけを施し、「めでたさを表した」紅白の皿を出品しています。
また、伯谷巖さんは、その名も「札幌軟石焼」の壺「オホーツク」などを出品。札幌市内で取れる軟石から採取した釉薬は、特徴ある白い輝きを持っています。
先ごろひらかれた北海道教職員美術展で特選に輝いた魚住慈子さんは、その受賞作とはまったく傾向のことなる、魚や花を描いた絵付けの皿を展示しています。
ご主人の魚住劭さんは「大地、雪舞」と題して皿や壺を出品。
会場には
「自然への憧れ、なによりも大きな大地の感覚に触れていくことを大切にしていきたい」
と書かれた紙が貼ってあります。北海道の風土を反映した作品だと思います。
ちなみに、慈子さんは全道展に、劭さんは道展に出品しているようです。
新道展の会友愛澤光司さんは「里のロマン」と題した焼き締めの造形作品です。銅鐸みたいな素朴な味わいです。
「北海道陶芸会」
「北海道陶芸協会」
「北海道陶芸作家協会」
は、まったく別の団体です。
もっとも規模の大きいのは北海道陶芸会で、プロの陶芸家が多く参加しています。
北海道陶芸協会は、ダイナミックな作風で知られる下沢土泡さんが会長を務めていた団体で、土泡さん歿後は、息子のトシヤさんが引き継いでいます。留萌、網走管内などに弟子が多くいます。
今回、「北の大地に炎とともに」というサブタイトルをつけた第27回の展覧会をひらいた北海道陶芸作家協会は、学校の教職員とそのOBが多いようです。
筆者は、陶芸作品のよしあしもよくわかりませんが、ざっとこの団体の展覧会を見わたすと、
中くらいの皿や壺が多い
北海道の土や釉薬を取り入れようとしている
というふたつの特徴があるように感じました。
加藤五十和さん(ふし古窯)は旭川の神楽粘土を取り入れていますし、庄内尚さんは野幌の土に炭酸銅をまぜた釉薬と、備前土に禾木目天目と白萩の重ねかけを施し、「めでたさを表した」紅白の皿を出品しています。
また、伯谷巖さんは、その名も「札幌軟石焼」の壺「オホーツク」などを出品。札幌市内で取れる軟石から採取した釉薬は、特徴ある白い輝きを持っています。
先ごろひらかれた北海道教職員美術展で特選に輝いた魚住慈子さんは、その受賞作とはまったく傾向のことなる、魚や花を描いた絵付けの皿を展示しています。
ご主人の魚住劭さんは「大地、雪舞」と題して皿や壺を出品。
会場には
「自然への憧れ、なによりも大きな大地の感覚に触れていくことを大切にしていきたい」
と書かれた紙が貼ってあります。北海道の風土を反映した作品だと思います。
ちなみに、慈子さんは全道展に、劭さんは道展に出品しているようです。
新道展の会友愛澤光司さんは「里のロマン」と題した焼き締めの造形作品です。銅鐸みたいな素朴な味わいです。
以前北海道陶芸会の名称について何度か変更の討議をしましたが、名案が無く今日に至って居ります。寧ろ横文字にしてしまおうか、なども提案ありましたが、40年近く連れ添った相手ですから今更の感なきにしもあらずです。
然しよくぞお書き頂き多謝!
なんだかちょっとしたことでおほめいただき恐縮です。
中村さんも、まちがえられたことがあるのでしょうか。
耳にすることが多いのはやはり、北海道陶芸会ですが。
先程書き込みしましたが、こちらが良かったですね。
武田さんにこのHPお知らせします。知らなかったので。それと・・・別館は中々穿ったタイトル感心してます。