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大型連休の旅(10) 磐越東線の車窓から

2008年05月23日 21時30分28秒 | つれづれ写真録
 磐越東線(ばんえつとうせん)は、福島県のいわきと郡山をむすぶローカル線である。しかも電化されていない。
 北海道ではあたりまえの仕様だけど、首都圏からこの距離で非電化単線というのはわりとめずらしいと思う。

 急遽この線に乗ることになった事情については、「いわきから郡山へ」のエントリですでに書いた。
 二十数年前にも乗っているはずだが、まったく記憶にない。

 ガタタン、ガタタンというのんびりしたレールの音、午後の日を反射してきらめく水を張ったばかりの田植え前の水田、谷あいに咲き誇る山桜、白壁の土蔵、そのあいだに雄々しく泳ぐこいのぼり…。
 これが旅の幸福でなくてなんであろう。
 筆者は時々、ついうとうとと居眠りした。
 これも、相当な幸福度の高さである。

 冒頭の画像は、途中の駅から窓越しに撮った鍾馗(しょうき)ののぼり。
 鍾馗は、前日に京都国立博物館の暁斎展で見てきたばかりで、かつて男児の健康を祈って鍾馗を描いたのぼりをたてる風習があったということを知ったが、それがいまも残っている地方があるとは思わなかった。
 いいなあ。迪男くん、げんきに育て!
 











 

(この項続く。以下は、携帯電話からアップしたエントリ)

いわきから郡山へ


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2 コメント

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Unknown (SH)
2008-05-24 07:50:40
最近は目的地に早く着くことが主眼になってしまいますが、旅先でローカル線に乗るのは贅沢なことだと思います。

私は松本市に行った時に、伊那市までローカル線に乗りましたが、この時間は大事だなあと思いました。
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ローカル線の旅 (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2008-05-25 15:09:58
そうですね、社会人になってしまうと、ローカル線に乗ってどこかへ行くってことが、意外とないんですよね。

直接関係ないですが、池田満寿夫を見に長野県へ行ったとき、長野電鉄に乗ったことが、とても良い思い出になっています。
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