札幌国際芸術祭に、北海道外から来る方へ

　「札幌国際芸術祭に何を期待するか」って、そりゃ大勢の人に見に来てほしい。
　地元の人はもちろんだけど、それ以上に、東京や本州の人が見に来てくれるとうれしい。
　そして
「現代美術って、わけのわからない、マイナーなものだと思ってたけど、こんなにたくさん人が来るものなの？　知らなかった」
と、札幌っ子をビックリさせてもらいたい。
　現時点では、どれぐらいの人が訪れるのか、まったく予想もつかないが。

　遠くからわざわざ札幌国際芸術祭に来た方には、お礼を述べたい。
　そして、せっかくこんな遠方まで来たのだから、国際芸術祭以外の美術館、ギャラリーにもぜひ足を運んでほしい。国際芸術祭は、会場があちこちに分散しているし、「捨てる」ことのできる会場が少ないからまわるのが一苦労だろうが。
　国際芸術祭やビエンナーレのうち、越後妻有などの「農村型」は、芸術祭自体を回るのが大変だが、それ以外に行くべき場所はあまり多くない。
　一方、横浜やあいちなどの「都市型」は、芸術祭以外にも、足を運ぶことのできる会場は多い。横浜トリエンナーレに行ったついでに横浜美術館や東京の美術館に足を伸ばした人もたくさんいるだろう。
　どちらかといえば、札幌も「都市型」である。
　道内の美術を見に、札幌彫刻美術館や札幌宮の森美術館、ギャラリーRetaraなどに行くのもいいだろうし、現代美術とまったく関係はないが、三岸好太郎美術館で、静かな館内でホッと一息つくのも悪くないだろう。
　確かなことは、「ハコレン」などと称して市内のギャラリーとの連携を図っており、それ自体は良いことだと思うのだが、「ハコレン」のお墨付きと展覧会それ自体の質には全く何の関係もない。

　札幌に来た人が「プラスアルファ」で何を見ればいいのか。
　それについては、このブログでも追って紹介していければ…。（←ちゃんとできるかどうか、自信ない)

　いまのところ、右カラムの「展覧会の予告」タグを見てくれとしか言いようがないな～。