北海道美術ネット別館

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 道彩会会員会友展(1月28日まで)

2006年01月26日 15時59分08秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 八木保次さん(全道展会員)ひきいる?水彩画の公募展。全体的にはフォーブ調の絵が多いです。
 八木さん「あかり」は、黒や紫などを紙にぶつけた熱い抽象。
 中田やよひさん「玄冬」も、灰色の勝った抽象画です。
 青田淑子さん「銀世界の中で」。斜面を滑降するふたりの姿が遠く見えますが、全体は白や灰色の踊る画面。
 宮下房子さん「待春」。早春の海辺。灯台や鳥、草の芽などを要所に配しています。
 合田早苗江さん「初夏の坂道」。函館・ハリストス正教会を望む新緑の坂。あふれる黄緑が心地よい。
 田中裕紀子さん「記憶の街」。原爆ドームとおぼしき建物。過剰な思い入れがないぶん、かえって訴える力があります。
 寺西冴子さん「野の詩」。画面いっぱいの野草。ところどころに花びらが見えていなかったら、装飾と線だけの奔放な画面になっているところ。
 小野礼子さん「花」。葉を矩形の筆致で表現しているのがめずらしい。
 角崎幸子さん「百合と果物」。激しい筆致の静物画。
 少数ですが、ことなる画風の絵もあります。
 ベテラン小堀清純さん「美瑛の丘」はオーソドックスな写実の風景画。
 栗山巽さんは、宇宙的な広がりのある抽象画を描き続けており、「’06-宙」もそのひとつ。
 大橋頼子さん「座樹」。太い木の根元を題材にした絵はよくありますが、クリアで明度の高い画風はユニーク。目にまばゆいほどです。

1月23日(月)-28日(土)10:00-18:00(最終日 -17:00)、札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)。


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