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■赤石操・丸藤真智子展 (2023年11月7~12日、札幌)

2023年11月16日 09時02分31秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 札幌のベテラン抽象画家による2人展。
 
 さいとうギャラリーの手前の部屋(南側)のうち、縦長の部分(冒頭画像で左側)を赤石さんが、左に張り出した部分(冒頭画像で右側)を丸藤さんが、それぞれ使い、十数点ずつの絵画を出品していました。

 この2人を含む3人展は過去にありますが、2人展は初めてとのこと。
 

 赤石さんは、すべての作が「A walk」という題です。
 支持体はキャンバスではなく、ベニヤに麻布などを貼っています。粗い布が画面に表情を与えており、さらに、ガッシュや墨を用いたり、フロッタージュした紙をコラージュしたり、マチエールにさまざまな工夫をこらしています。

 赤石さんは、最初にまず貼る作業をしないと、気持ちが入らないといいます。
 

 丸藤さんは、曲線を生かしたユーモラスな画面もさることながら、マチエールが最大の特徴です。
 画像右は「青い森」。 
 まるで、黒などのフェルト地が下地にはられて、ゴワゴワしているように見えるのです。
 
 こればかりは、写真では分かりづらく、実物を見るしかありません。

 実際には土や砂をアクリル絵の具に混ぜて塗っているそうで、やわらかくなく、むしろ硬いのです。
  
 2人は新道展会員。でしたが、丸藤さんは先年、退会しています。

 丸藤さんの作品はつぎの通り。
あおい花
やさしいかぜ
やさしいもり
土の森(同題4点)
みち
森のイエ (同題2点)
きいろいタネと青い実ふたつ
赤い森
黒い木と小さい森


2023年11月7日(火)~12日(日)午前10時30分~午後6時30分(最終日~5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)

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バックボックス展 (2018)
女抽象三人展(2015) =以上、2人とも出品


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第8回千展 流動……(2008)
第19回そらいろ展 (2007)
第7回 千展
第6回千展 =赤石さん出品

ゆく年くる年'21-'22 (画像なし)
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'04 第三十一回北海道抽象派作家協会展=丸藤さん出品


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