(承前)
バスは午後3時20分、斜里バスターミナルに着きました。
知床斜里駅から網走行きの普通列車が出るのは午後4時33分です。
これが、知床斜里まで筆者が乗ってきた快速「しれとこ摩周号」の次の列車だというのがすごいです。
バスで片道1時間以上かかるところまで行って、知床の森の中まで往復してきたのに、戻ってきたら次の列車まで1時間って…。
昼間は5時間以上、列車がない時間帯があるのです。
斜里町内で一つ、まだ見ていない野外彫刻があるので、歩いて斜里橋へ向かいました。
斜里川の最も河口近くに架かる大きな橋です。
欄干にオジロワシの彫刻があります。
今にも飛び立とうとする瞬間をとらえた、なかなか迫力に富んだ作品です。
銘板には
「寄贈 斜里町 吉野勉」
とありますが、作者名は記されていません。
ほかの銘板には
「斜里橋」
「飛翔」
「オジロワシ」
とあります。
橋の欄干などに設置された彫刻には、いかにも既製品っぽい出来の小品であるものも多いですが、これはれっきとした彫刻家の手になる作品のように見えます。
作者名がわからないのが惜しまれます。
ちょうど、知床斜里駅のほうをにらんでいるような角度です。
口はしっかりと閉じています。
ちなみに、オジロワシは「斜里町の鳥」に制定されています。
ところで、札幌彫刻美術館友の会が制作したサイト「北海道デジタル彫刻美術館」には、作品名が「飛翔 a」とあります。
それなら「飛翔 b」があってもよさそうですが、サイトには記載がありません。
この彫刻は、市街地側の上流側に設置されています。
「ひょっとしたら…」
と思い、反対側の下流側にまわってみました。
やっぱり。
台座だけが残っています。
台座につけられた四つの銘板は、先ほど見たものとまったくおなじです。
断言はできませんが、おそらくこちらにも、同様の(同一なのかどうかは不明)オジロワシの彫刻が据え付けられていたのでしょう。
なんらかの理由で外れてしまったのだと推測します。
知床斜里駅から斜里橋の欄干までは約500メートル。
橋の上から、下流側は河口や漁船群が、上流側からはJR釧網線の鉄橋が望まれます(晴れていれば斜里岳も見えると思います)。
斜里町の野外彫刻
ロベルト・フリオ・ベッシン「オジロワシ」
重岡達治「理想」
藤原秀法「北の裸婦」
鈴木吾郎「子供の情景・響き」
「芽生え」「歓び」「眠り」「やすらぎ」
(又三郎公園の陶の置物)
二部黎「オリジン(源流)」 (道の駅の中)
バスは午後3時20分、斜里バスターミナルに着きました。
知床斜里駅から網走行きの普通列車が出るのは午後4時33分です。
これが、知床斜里まで筆者が乗ってきた快速「しれとこ摩周号」の次の列車だというのがすごいです。
バスで片道1時間以上かかるところまで行って、知床の森の中まで往復してきたのに、戻ってきたら次の列車まで1時間って…。
昼間は5時間以上、列車がない時間帯があるのです。
斜里町内で一つ、まだ見ていない野外彫刻があるので、歩いて斜里橋へ向かいました。
斜里川の最も河口近くに架かる大きな橋です。
欄干にオジロワシの彫刻があります。
今にも飛び立とうとする瞬間をとらえた、なかなか迫力に富んだ作品です。
銘板には
「寄贈 斜里町 吉野勉」
とありますが、作者名は記されていません。
ほかの銘板には
「斜里橋」
「飛翔」
「オジロワシ」
とあります。
橋の欄干などに設置された彫刻には、いかにも既製品っぽい出来の小品であるものも多いですが、これはれっきとした彫刻家の手になる作品のように見えます。
作者名がわからないのが惜しまれます。
ちょうど、知床斜里駅のほうをにらんでいるような角度です。
口はしっかりと閉じています。
ちなみに、オジロワシは「斜里町の鳥」に制定されています。
ところで、札幌彫刻美術館友の会が制作したサイト「北海道デジタル彫刻美術館」には、作品名が「飛翔 a」とあります。
それなら「飛翔 b」があってもよさそうですが、サイトには記載がありません。
この彫刻は、市街地側の上流側に設置されています。
「ひょっとしたら…」
と思い、反対側の下流側にまわってみました。
やっぱり。
台座だけが残っています。
台座につけられた四つの銘板は、先ほど見たものとまったくおなじです。
断言はできませんが、おそらくこちらにも、同様の(同一なのかどうかは不明)オジロワシの彫刻が据え付けられていたのでしょう。
なんらかの理由で外れてしまったのだと推測します。
知床斜里駅から斜里橋の欄干までは約500メートル。
橋の上から、下流側は河口や漁船群が、上流側からはJR釧網線の鉄橋が望まれます(晴れていれば斜里岳も見えると思います)。
斜里町の野外彫刻
ロベルト・フリオ・ベッシン「オジロワシ」
重岡達治「理想」
藤原秀法「北の裸婦」
鈴木吾郎「子供の情景・響き」
「芽生え」「歓び」「眠り」「やすらぎ」
(又三郎公園の陶の置物)
二部黎「オリジン(源流)」 (道の駅の中)
(この項続く)