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「会期末男」から脱却したい-退職後に思う(2)

2024年07月24日 18時12分30秒 | つれづれ日録
(承前)

 退職したらあれもしよう、これもしようと夢想していたことは、ほとんど達成できていません。
 前回書いたように、これまで仕事の多忙さなどで訪れることがかなわかなった展覧会に、かなり行けるようになってきたことぐらいしか、変化がないようなのです。

 ところで、筆者の主たる業務(?)であるギャラリー・美術館巡りで、ずっと気にかかっていたことがありました。
 1カ所でも多くまわろうとすると、来訪が会期末ぎりぎりになってしまうのです。
 たとえば、あと1カ所まわる時間があったとして、会場甲の「あすで終了の●●展」、会場乙の「5日後に終わる▲▲展」のいずれかに行くことを考えたら、まず●●展に行きます。▲▲展は、まだ行く機会がありそうですから。

 もし、見たい展覧会から順に、漫然と巡っていたら、ある日ちょっと時間ができたとして、近くの会場ではすでに見てしまった展覧会しか開かれていないということになるかもしれません。
 何日に何を見るかという計画は「時間貧乏性」の筆者にとってきわめて重要なことなのです(たとえ、計画通りにいかなかったとしても)。

 しかし、開幕と同時に見に行き、良い展覧会であればブログなどでのなるべく早めの紹介が、望ましいことなのは、いうまでもありません。
 作者にとっても読者にとっても。

 現状では、紹介が展覧会会期が終わる寸前だったり、間に合わなかったりする例が多いです。

 せっかく時間ができたのだから、見に行く時期を早めたいというのは、ずっと以前から願っていました。

 ただ、これを実現するためには、展覧会を見るピッチをどこかのタイミングで速めなければいけないのです。
 言い換えれば、自転車操業のペースをある一定期間のあいだ、2倍速にして初めて、会期の始めごろに、身に訪れる時間的な余裕が生じるわけなのです。

 果たしてそれがどのタイミングで可能なのか。
 手帳と首っ引きでの検討は、まだ続きそうです。


(この項続く) 

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