(承前)
7月12日のギャラリー巡りについては「その3」で完結したはずでしたが、「その2」(映画『アンゼルム』の話)と「その3」の間の事柄がなぜかすっぽりと脱落していました。
書いた覚えはあるのに、謎です…。
せっかく書いたのに、どこに行ってしまったんだろう?
シアターキノを出て「西8丁目」電停から内回りの市電に乗りました。
昼下がりの電車はそれほど混雑しておらず、すわっていくことができました。
西線14条で下りて、ギャラリー土土へ。
この日(12日)最終日を迎える展覧会「或る女 愁」が気になっていたのです。
同展の前の展示に、ご案内をいただいていたにもかかわらず、足を運んでいなかったので、ちょっと後ろめたい気持ちもありましたが…。
ギャラリー土土は、飲食店で、1階の壁と、2階小スペースに向かう階段の壁が展示に用いられています。
筆者が入ったときは、老婦人がケーキセットを選んでいる最中で、ほかに客の姿はありませんでした。
昼食はパスタセットの複数の種類からえらびます。
いちばん安いメニューでも1400円で、筆者は「大根とツナのパスタ」を註文しました。
前菜はつきますが、飲み物は別オーダーになるので、頼みませんでした。
道産小麦でつくった、もちもちした食感のスパゲティです。
会場でようやく理解できたのですが「或る女」は出版プロジェクトで、十何人かの写真や文章をまとめて冊子とし、刊行を機に展示も行っているのでした。
「或る女」といえば、文豪有島武郎が書いた、日本近代文学を代表する長篇小説ですが、それとは関係ないようです。
また、それぞれの作品内容も、必ずしも女性の気持ちや生態などに焦点を当てたものとも限らず、自由なようでした。
今回の「愁」は第4集で、最後になるとのこと。
第1集からメンバーは少しずついれかわっているようです。
今展の出品者は14人で、写真を出している人と、ペン画や鉛筆画を出した人がいますが、全員に共通しているのはモノクロであること。
写真は銀塩フィルム派とデジタル派がいるようですが。
それぞれ、長い短いはありますが文章を添えています。
写真の出品者は
能澤佳宏 熊谷正剛 Tomoyuki Takehara ミヤナオコ 葛西美鈴 堀内つつみ 嶋倉大輔 村上粂蔵 穂刈久美子 七苗恭己 猪子珠寧
ペン・鉛筆画は
ニムエヒロミ 世古真由美 和龍美
の各氏です。
なによりおどろいたのは、猪子珠寧さんの写真が3点あったこと。
少なくとも筆者は見た記憶のないプリントです。
ネオンサインかイルミネーションかわかりませんが、太陽や雲をあらわした文様が黒い背景に浮かび上がっている様子を撮ったものと、おそらくそれにカメラを向けている人物の後ろ姿のシルエットを撮ったものなどでした。
なお、冊子のほうを見ると、選ばれているコマが微妙に違っています。
写真はすべて横位置。
会場のキャプションにも、パネルにも、短い文章は添えられていますが、生没年の記載などはありません。
猪子さんはフィルムを自ら現像・焼き付けする人でした。
天国から新作を出品してきたのだろうか、などと思いながら、いつまでもプリントをながめていました。
…だいたい以上のようなテキストが脱落していたので、追加しておきます。
半月近くもずれ込んでしまい、申し訳ありませんでした。
7月12日のギャラリー巡りについては「その3」で完結したはずでしたが、「その2」(映画『アンゼルム』の話)と「その3」の間の事柄がなぜかすっぽりと脱落していました。
書いた覚えはあるのに、謎です…。
せっかく書いたのに、どこに行ってしまったんだろう?
シアターキノを出て「西8丁目」電停から内回りの市電に乗りました。
昼下がりの電車はそれほど混雑しておらず、すわっていくことができました。
西線14条で下りて、ギャラリー土土へ。
この日(12日)最終日を迎える展覧会「或る女 愁」が気になっていたのです。
同展の前の展示に、ご案内をいただいていたにもかかわらず、足を運んでいなかったので、ちょっと後ろめたい気持ちもありましたが…。
ギャラリー土土は、飲食店で、1階の壁と、2階小スペースに向かう階段の壁が展示に用いられています。
筆者が入ったときは、老婦人がケーキセットを選んでいる最中で、ほかに客の姿はありませんでした。
昼食はパスタセットの複数の種類からえらびます。
いちばん安いメニューでも1400円で、筆者は「大根とツナのパスタ」を註文しました。
前菜はつきますが、飲み物は別オーダーになるので、頼みませんでした。
道産小麦でつくった、もちもちした食感のスパゲティです。
会場でようやく理解できたのですが「或る女」は出版プロジェクトで、十何人かの写真や文章をまとめて冊子とし、刊行を機に展示も行っているのでした。
「或る女」といえば、文豪有島武郎が書いた、日本近代文学を代表する長篇小説ですが、それとは関係ないようです。
また、それぞれの作品内容も、必ずしも女性の気持ちや生態などに焦点を当てたものとも限らず、自由なようでした。
今回の「愁」は第4集で、最後になるとのこと。
第1集からメンバーは少しずついれかわっているようです。
今展の出品者は14人で、写真を出している人と、ペン画や鉛筆画を出した人がいますが、全員に共通しているのはモノクロであること。
写真は銀塩フィルム派とデジタル派がいるようですが。
それぞれ、長い短いはありますが文章を添えています。
写真の出品者は
能澤佳宏 熊谷正剛 Tomoyuki Takehara ミヤナオコ 葛西美鈴 堀内つつみ 嶋倉大輔 村上粂蔵 穂刈久美子 七苗恭己 猪子珠寧
ペン・鉛筆画は
ニムエヒロミ 世古真由美 和龍美
の各氏です。
なによりおどろいたのは、猪子珠寧さんの写真が3点あったこと。
少なくとも筆者は見た記憶のないプリントです。
ネオンサインかイルミネーションかわかりませんが、太陽や雲をあらわした文様が黒い背景に浮かび上がっている様子を撮ったものと、おそらくそれにカメラを向けている人物の後ろ姿のシルエットを撮ったものなどでした。
なお、冊子のほうを見ると、選ばれているコマが微妙に違っています。
写真はすべて横位置。
会場のキャプションにも、パネルにも、短い文章は添えられていますが、生没年の記載などはありません。
猪子さんはフィルムを自ら現像・焼き付けする人でした。
天国から新作を出品してきたのだろうか、などと思いながら、いつまでもプリントをながめていました。
…だいたい以上のようなテキストが脱落していたので、追加しておきます。
半月近くもずれ込んでしまい、申し訳ありませんでした。
(その3に続く)