午前7時に家を出発。
9時新千歳空港発のエアドゥ機で羽田へ。
北海道人の感覚からすると、1月の東京は、うそのように暖かい。
といって、コートなしで過ごせるか、となると、ちょっと微妙である。
「モノレール + JR山手線内」が500円というべんりな切符が売り出されていたので、浜松町から山手線、大崎で埼京線に乗りかえ、池袋へ。東武東上線で成増。成増駅から国際興業バスで板橋区立美術館へ。
初めて来る美術館である。ここで「新人画会展」を見る(1月12日まで)。
美術への統制が厳しさを増していた1943年、松本竣介や井上長三郎、麻生三郎らが集まってひらいた伝説の絵画展を再現する試みである。
有名な松本の「立てる像」、鶴岡政雄の「重い手」などを見ることができた。地味ながら、日本の美術史をふたたび読み直してみようという、意欲的で気持ちの良い展覧会だったと思う。
図録も1500円と、良心的。
美術館は、赤塚公園の中にある。
23区内で、すぐ近くを高速道路が走っているとは思えないほど、自然にあふれた公園である。昔は城があったらしい。木々や竹(冒頭の画像)の中を歩いていると、札幌の宮の森緑地あたりを思い出した。
一角に梅林があり、気の早い白梅が花をほころばせていた。
早いって。
帰路は、都営三田線の始発である西高島平まで歩く。10分余り。
都営地下鉄1日乗り放題500円というきっぷがあったので、それを購入。
春日で都営大江戸線に乗りかえ、清澄白河でおりて、東京都現代美術館へ。
ところが、ブラジルの現代美術を紹介する展覧会などがこの日でおしまいとあって、チケット売り場には長い行列ができていた。
ナディッフの前で2分ほど考え、あっさりあきらめる。
ところで、ナディッフには森山大道のあたらしい写真集「HOKKAIDO」が積んであった。
欲しい!
でも、2万円!
大道の北海道なら、オレ7800円だったら絶対その場でゲットしたと思う。だけど、2万はちょっとなあ。なんぼ大冊とはいえ…。
寺の境内に、冬桜が咲いていた。
清澄白河からふたたび大江戸線に乗り、六本木でメトロ日比谷線に乗りかえ、恵比寿へ。
東京都写真美術館で「甦る中山岩太 モダニズムの光と影」「ランドスケープ 柴田敏雄」(いずれも2月8日まで)を見る。
もうひとつ、常設展にあたる「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」は、時間切れで見ることができなかった。
柴田敏雄の作品をちゃんと見るのは初めてで、すごくおもしろい。でも「美しい」と言い切ってしまうのは、やはりどうにもためらってしまう。
(長くなってきたので、この項続く)
9時新千歳空港発のエアドゥ機で羽田へ。
北海道人の感覚からすると、1月の東京は、うそのように暖かい。
といって、コートなしで過ごせるか、となると、ちょっと微妙である。
「モノレール + JR山手線内」が500円というべんりな切符が売り出されていたので、浜松町から山手線、大崎で埼京線に乗りかえ、池袋へ。東武東上線で成増。成増駅から国際興業バスで板橋区立美術館へ。
初めて来る美術館である。ここで「新人画会展」を見る(1月12日まで)。
美術への統制が厳しさを増していた1943年、松本竣介や井上長三郎、麻生三郎らが集まってひらいた伝説の絵画展を再現する試みである。
有名な松本の「立てる像」、鶴岡政雄の「重い手」などを見ることができた。地味ながら、日本の美術史をふたたび読み直してみようという、意欲的で気持ちの良い展覧会だったと思う。
図録も1500円と、良心的。
美術館は、赤塚公園の中にある。
23区内で、すぐ近くを高速道路が走っているとは思えないほど、自然にあふれた公園である。昔は城があったらしい。木々や竹(冒頭の画像)の中を歩いていると、札幌の宮の森緑地あたりを思い出した。
一角に梅林があり、気の早い白梅が花をほころばせていた。
早いって。
帰路は、都営三田線の始発である西高島平まで歩く。10分余り。
都営地下鉄1日乗り放題500円というきっぷがあったので、それを購入。
春日で都営大江戸線に乗りかえ、清澄白河でおりて、東京都現代美術館へ。
ところが、ブラジルの現代美術を紹介する展覧会などがこの日でおしまいとあって、チケット売り場には長い行列ができていた。
ナディッフの前で2分ほど考え、あっさりあきらめる。
ところで、ナディッフには森山大道のあたらしい写真集「HOKKAIDO」が積んであった。
欲しい!
でも、2万円!
大道の北海道なら、オレ7800円だったら絶対その場でゲットしたと思う。だけど、2万はちょっとなあ。なんぼ大冊とはいえ…。
寺の境内に、冬桜が咲いていた。
清澄白河からふたたび大江戸線に乗り、六本木でメトロ日比谷線に乗りかえ、恵比寿へ。
東京都写真美術館で「甦る中山岩太 モダニズムの光と影」「ランドスケープ 柴田敏雄」(いずれも2月8日まで)を見る。
もうひとつ、常設展にあたる「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」は、時間切れで見ることができなかった。
柴田敏雄の作品をちゃんと見るのは初めてで、すごくおもしろい。でも「美しい」と言い切ってしまうのは、やはりどうにもためらってしまう。
(長くなってきたので、この項続く)
ところで、年明け前後くらいから、このページが以前と違って変に見えます。ページのメインタイトルが最上部にあるのは変わりないのですが、そこからずっと下まで空白が続き、だいぶスクロールしてから下のほうにやっと記事が現れます。
私は普通のインターネットエクスプローラーを使っており、他のホームページでは異常はありません。なんででしょう。
びっくりですね
プロフィルの蘭にメアドを記載したので、レイアウトが崩れているのかもしれませんが、わたしの見ているパソコン3種はいずれも崩れは発生していません。
文字の大きさ、中から変えてない?
>asanoさま
おつかれさまです。
会いませんでしたね(←あたりまえだ)。
わたしも江東区で桜見つけました。
東京はほんとに暖かいですね。
われわれの感覚では、あれで「寒い」とこぼしている人がいること自体、まったく信じられません。