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明治の古民家店舗に ギャラリー併設しオープン 函館の「みかづき工房」

2009年12月31日 09時51分23秒 | 新聞などのニュースから
 2009年12月11日、北海道新聞から。
 20日の朝日新聞道内版にも取り上げられていました。

 【函館】築100年前後の土蔵のある木造2階建ての元質店を改修した、レトロ雑貨販売と喫茶の店「みかづき工房」が12日、函館市弥生町233に移転オープンする。新たに芸術作品を展示するギャラリーも併設する。

(中略)

 建物は1880年(明治13年)創業の質店「宮田志ち店」の店舗兼住宅。土蔵は築100年を超え、店舗兼住宅は築93年。10年ほど前に廃業後、空き家になっていた。

 建築士でもある池井一季さんは6月上旬、この建物を知人から紹介された。「蔵が立派で、掃除をしたら光る建物」と気に入り、市内弁天町で営んできた店の移転を決めた。

 改修前の8月に芸術イベント「アートフェス ハコトリ」の展示会場として使用したところ、好評だったこともあり、「良い作品を小規模でも展示したい」と、ギャラリーも併設することにした。

 土蔵の屋根の一部が崩れ落ち、床が腐るなど老朽化していたが、池井さん夫妻は4カ月かけて自分たちで改修を手がけた。店内の家具やカウンターには土蔵に眠っていた古い木材を再利用した。

 ギャラリーを含めた店の広さは延べ約80平方メートル。ギャラリーではオープニング企画展として国内外で活躍する函館の芸術家小宮伸二さんの作品を展示する「時の魚・浮遊する水紋」を開く。木や草、紙で制作したオブジェなどを並べる。

 明治の名残のある店内で作品が淡い照明の光に浮かび上がり、幻想的な空間を作り出す。同展は来年2月28日まで。入場無料。

 営業時間は午前11時から午後5時。木曜定休。28日から来年1月4日は休み。(以下略)


 文中にもありますが、この建物は

ハコトリ(6) 弥生町・蔵で野又圭司、田村崇、塩田千春、田口行弘の作品を見る

に登場する会場のことと思われます。
 ものすごーく古いですが、かなり味がある建物でした。
 改造すれば「石の蔵ぎゃらりぃはやし」にも似た、良い感じのギャラリーになることでしょう。
 函館の観光スポット「元町地区」からさらに尖端のほうですが、観光地ズレしていなくて、散歩には絶好です。

 それにしても函館、ギャラリー開設の話がずいぶん多いですね。
 ちゃんと利用されているのでしょうか。


関聨ファイル
函館周辺でギャラリー急増(2008年9月)


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