9月13~15日の3連休の記事がまだ書き終わっていないが、とりあえず備忘として、20日のギャラリー回りについて記しておく。
本来、この日は出番だったのだが、急に27日と交代になった。まあ、結果としては、良かったと思う。
新さっぽろギャラリー → Gallery Retara → 円山動物園 → オーロラスクエア → 道新ぷらざDO-BOX → 道新ぎゃらりー → 札幌時計台ギャラリー → ギャラリー大通美術館 → 三越ギャラリー → スカイホール → さいとうギャラリー → 丸井今井美術工芸ギャラリー → アートスペース201 → HOKUSEN Gallery ivory → 500m美術館 → ト・オン・カフェ
バスと地下鉄東西線で新さっぽろへ。
それから、東西線で円山公園まで一気に行く。
Retara の前で、札幌芸術の森美術館副館長のYさんに会う。仕事の合間を見てはギャラリーを回っているその熱心さには、頭が下がる。
Retara は「Sapporo Conception」の全4部のうち最終第4部「金属との対話」。
これまでの三つの展示と比べても、職人技的な部分が目立つ。個々の力量は高いが、社会や時代と切り結ぶ点がないぶん、前3回と比べると物足りなさも感じる。
北1条西27丁目からバス。
総合グランド前で降りそこなって、次の荒井山で降車。
ところが、お目当ての「スネークアート展」の会場は、円山動物園の中でも、正門のすぐ近くで、バスで行くとえらく遠回りなのだ(園の中心部で大々的な工事をしているのも遠回りの理由のひとつ)。
スネークアート展は、第1回のときは櫻井マチ子さんの大作絵画がでーんとならんでいたり、近未来美術研究所のユニークな大作があったりして、見ごたえがあったが、今回は、アーティストの卵による小品ばかり。あまりに、ひねりのない作品のオンパレードに、がっかりだった。
本物の爬虫類を見ることのできる場所で、それをテキトーに写生したり、デフォルメしたりしたイラストやクラフトを、人が喜ぶとでも思っているのだろうか。
この中では、福士サチ子さんのミュシャのパロディーがおもしろかった。浅川良美さんの木版画も、ただ動物を写生するのではなく、作品に仕上げている。
円山川に沿って森の中を歩いて円山公園駅へ。
東西線に乗り、大通で降車。このあとは、中心部をまわった。
地下街オーロラタウンから西3丁目に出る通路で、高齢者いきいき写真展がひらかれていた。
写真は、他のジャンルと違い、アマチュアの1点がプロを超えてしまう可能性がある。
筆者は、いちばん北側に貼られていた鷹栖小4年生の写真に目をとめた。祖父が、雪がうずたかく積もったバス停でバスを待っている。構図はばっちりだ。
よーく見ると「じいじ」は銀色の大きなケースを肩から提げている。これ、写真機材を入れるケースだ。この少年は、じいじから写真を教えてもらっているのかもしれない。いろいろ、想像の翼が広がる良い写真だ。
西3丁目から地上に出たら、なんと外は雨。
きのう傘を壊してしまい、持っていない。きょうは天気予報も晴れだった。
雨宿りを兼ねて、北海道新聞の本社にかけこむ。
小降りになったころを見計らって、札幌時計台ギャラリーで、江川博展、坂田雅義陶芸個展。
どちらもベテランらしい見ごたえのある展示だった。
というか、今週は陶芸のあたり週かもしれない。
三越の今井雄基作陶展は、釉薬の溶け具合がおもしろい景色になっていたし、丸井今井の前野右子作陶展は、オブジェ「WAVE」のシリーズに存在感が感じられた。
あとは、さいとうギャラリーの高崎さんの版画展は、あいかわらず面白い。
500m美術館で、札幌国際芸術祭の展示をようやく見る。
今村育子、伊藤隆介、楢原武正の3氏が圧巻。
最後、バスセンター→中島公園を地下鉄に乗って、ト・オン・カフェで札幌在住の漫画家3人展を見る。
最終日のあす21日夜、トークショーがあるそうです。
本来、この日は出番だったのだが、急に27日と交代になった。まあ、結果としては、良かったと思う。
新さっぽろギャラリー → Gallery Retara → 円山動物園 → オーロラスクエア → 道新ぷらざDO-BOX → 道新ぎゃらりー → 札幌時計台ギャラリー → ギャラリー大通美術館 → 三越ギャラリー → スカイホール → さいとうギャラリー → 丸井今井美術工芸ギャラリー → アートスペース201 → HOKUSEN Gallery ivory → 500m美術館 → ト・オン・カフェ
バスと地下鉄東西線で新さっぽろへ。
それから、東西線で円山公園まで一気に行く。
Retara の前で、札幌芸術の森美術館副館長のYさんに会う。仕事の合間を見てはギャラリーを回っているその熱心さには、頭が下がる。
Retara は「Sapporo Conception」の全4部のうち最終第4部「金属との対話」。
これまでの三つの展示と比べても、職人技的な部分が目立つ。個々の力量は高いが、社会や時代と切り結ぶ点がないぶん、前3回と比べると物足りなさも感じる。
北1条西27丁目からバス。
総合グランド前で降りそこなって、次の荒井山で降車。
ところが、お目当ての「スネークアート展」の会場は、円山動物園の中でも、正門のすぐ近くで、バスで行くとえらく遠回りなのだ(園の中心部で大々的な工事をしているのも遠回りの理由のひとつ)。
スネークアート展は、第1回のときは櫻井マチ子さんの大作絵画がでーんとならんでいたり、近未来美術研究所のユニークな大作があったりして、見ごたえがあったが、今回は、アーティストの卵による小品ばかり。あまりに、ひねりのない作品のオンパレードに、がっかりだった。
本物の爬虫類を見ることのできる場所で、それをテキトーに写生したり、デフォルメしたりしたイラストやクラフトを、人が喜ぶとでも思っているのだろうか。
この中では、福士サチ子さんのミュシャのパロディーがおもしろかった。浅川良美さんの木版画も、ただ動物を写生するのではなく、作品に仕上げている。
円山川に沿って森の中を歩いて円山公園駅へ。
東西線に乗り、大通で降車。このあとは、中心部をまわった。
地下街オーロラタウンから西3丁目に出る通路で、高齢者いきいき写真展がひらかれていた。
写真は、他のジャンルと違い、アマチュアの1点がプロを超えてしまう可能性がある。
筆者は、いちばん北側に貼られていた鷹栖小4年生の写真に目をとめた。祖父が、雪がうずたかく積もったバス停でバスを待っている。構図はばっちりだ。
よーく見ると「じいじ」は銀色の大きなケースを肩から提げている。これ、写真機材を入れるケースだ。この少年は、じいじから写真を教えてもらっているのかもしれない。いろいろ、想像の翼が広がる良い写真だ。
西3丁目から地上に出たら、なんと外は雨。
きのう傘を壊してしまい、持っていない。きょうは天気予報も晴れだった。
雨宿りを兼ねて、北海道新聞の本社にかけこむ。
小降りになったころを見計らって、札幌時計台ギャラリーで、江川博展、坂田雅義陶芸個展。
どちらもベテランらしい見ごたえのある展示だった。
というか、今週は陶芸のあたり週かもしれない。
三越の今井雄基作陶展は、釉薬の溶け具合がおもしろい景色になっていたし、丸井今井の前野右子作陶展は、オブジェ「WAVE」のシリーズに存在感が感じられた。
あとは、さいとうギャラリーの高崎さんの版画展は、あいかわらず面白い。
500m美術館で、札幌国際芸術祭の展示をようやく見る。
今村育子、伊藤隆介、楢原武正の3氏が圧巻。
最後、バスセンター→中島公園を地下鉄に乗って、ト・オン・カフェで札幌在住の漫画家3人展を見る。
最終日のあす21日夜、トークショーがあるそうです。