北見日記その19・2010年10月11日は2カ所

　「その18」で書いたように、10月11日、家族をバスターミナルで見送った後、急にひらめいて釧路に行くことにした。
　北見と釧路を結ぶ長距離バスは1日2往復しかなく、すでに、日帰りには間に合わない。
　バスターミナルの近くにマツダレンタカーの事務所がある。飛び込んでみたら、軽自動車ならあるというので、借りることにした。
　レンタカーに乗るのは、生まれて初めてだ。

　最初はおっかなびっくりだったが、すぐに慣れて、快調に走り出す。
　軽自動車のハンドルを握るのも初めてで、さすがにパワーの面では頼りないが、ドアミラーが大きいなど、なかなか運転しやすい。
　ただ、カーナビゲイションの使い方は最後までよくわからなかった。


　道立釧路芸術館で、「池田緑展　Silent Breath－沈黙の呼吸」と、特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産」を見る。
　駐車場がいっぱいだったので、近くの市営錦町駐車場に入れた。

　池田緑展は10月24日までです！

　続いて、釧路市立美術館で「語りつがれる 近代西洋絵画の至宝」を見た。


　帰途、釧路駅の北側の歓楽街の寂れっぷりに強い衝撃を受けた。
　これは再訪せねばなるまい。

　また、釧路市阿寒町の郊外で国道に路駐しているのがいて「じゃまだな～」と思って通り過ぎたら、なんと、刈り入れの終わった畑に数羽のタンチョウがいて、車の主がカメラを構えているのである。
　う～む、天然記念物がふつうにそこらを歩いている釧路。あなどれん。


　釧路・北見間はふつうに走ると3時間近くかかる。
　筆者は老人なので、しごく安全運転で行くのが常だが、さすがに帰路はすこしあせった。レンタカー店が7時に閉まるからだ。
　数分遅刻したが、なんとかなった。

　しかし、レンタカーは楽しいな。
　積雪期の前にもう1度ぐらいは乗りたいなあ。