北海道美術ネット別館

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北海道大学写真部展(9月17日で終了)

2006年09月17日 18時27分45秒 | 展覧会の紹介-写真
 モノクロが大半だった大学写真部ですが、カラーはじわじわと増えているような気がします。ただ、カラーはほとんどがデジタルで、どうしても色合いが薄っぺらい感じが否めません。これは、撮る人の技量と関係ないことですが。

 気になった作品について。
 
 佐藤有希恵さん「見つめている」。カラー24枚。ライジングサンの会場や無人の地下鉄駅など。とくに、のぼりの影が舗道に伸びている写真がすき。
 勝又聖乃さん。カラー7枚。ちょっと川内倫子を思い出させるハイキーの露出が心地よい。
 nat.さん。モノクロ。「灯」「明」など、電燈を撮った写真が、見ていてほっとする。
 原田玄輝さん。博士課程1年。モノクロ。「北海道大学農学部」は、この人らしい静謐さに満ちた組み写真。「卵」は、机の上からはみ出している卵。静と動が一瞬のうちに詰まったような1枚で、おもしろい。
 宮本朋美さん。「まぼろし」は、神社の鳥居などがすごいハイキーで写っていて、ふしぎな感じ。
 高橋巳致子さん「私の好きな時間」。カラー4枚。筆者も、カーテンが風に揺れる情景は大好きです。
 中山豊さん「路地」モノクロ5枚。天気が良いので、明るいところと影になっているところの光量の差が大きく、焼きはむつかしかっただろうと思うけど、すごく健闘していると思う。狭い道の感じがよく出ている。
 加藤真也さん「密」。草や排出口などをアップでとらえたモノクロ9枚。密集した感じ、どこか息苦しい感じが、よく表現されていて、強い印象を残す。

9月12日(火)-17日(日)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階 地図G

□北大写真部のサイト

■04年の新歓展
■北大の情景
■03年の展覧会
■03年春の、水産学部との合同写真展


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